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長編
処女喪失
乱闘事件以来シーサー達は息を潜めている・・・

永四郎の手回し?
それともあたしが暴れたから?



「ゴーヤーさん・・呼んでるよ!」

「え??」

ドアのほうを見ると知らない男の子・・・

「なに?」
「チョットいいですか?」

大きいけど・・どう見ても下級生・・・

誰も来ない踊り場・・

「先輩・・・・」
「なに?」
「ごめんね!」
「え?」

いきなり両手を拘束された・・・・・・・

「なっ!!!何なの???チョット!!!やめっ・・」

首筋に顔を這わせ紅い跡を残す・・・・

「やめて!!やめてよ!!やだ・・いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

力で勝てるわけが無い・・・あたしなんでこんな簡単についてきちゃったの・・・
馬鹿だ・・・・・



助けて・・・・えいしろ・・・・


「暴れると、いい事ありませんよ!」
ニヤリと笑った綺麗な顔の男の子は何の躊躇もなくあたしの腹部を殴った・・・・・


あたしはそのまま意識を手放すしかなかった・・・・









気が付くとシャツは引き裂かれ紅い華が至る所に咲き・・・スカートには白い液体が残されていた・・・・

あたし・・・・・・







犯サレ・・・・タ・・・?









記憶はまるで無い・・・・・
下腹部には微かに違和感・・・









「サワー!!!」

永四郎・・・・

見ないで・・・・・

あたしを見ないで・・

こないで・・・・・
あたし・・・汚い・・・・・・

「来ないで!!!やだ・・・ャ・・・・いや・・・・「サワー・・」ヤダ!!!いやゃゃゃぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜」





「誰がこんな事・・・・・・」
クラスメイトの女の子にあたしを託し永四郎は走り出した・・・









パニックになり何も考えられない・・・・・
もうイヤだ・・・・
生きてるのも嫌・・・・・・
何もかも嫌・・・






自業自得?









保健室から抜け出し上履きのまま歩いた・・・






もう何も失うものはない・・・・・




あたしは汚い・・・・









たどり着いたのはあの海・・・・・








穏やかな海・・・
いつもと変わらない海・・・・



吸い込まれる・・・

このまま海と同化してしまいたい・・・





あたしが足を止める事はなかった・・・・
何もかもこれで終わる・・・・










永四郎・・・・・









さよなら・・・・・・










光があたしを包んだ・・・・・



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あきゅろす。
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