長編
乱闘!
午後の授業をサボり・・・持って帰る荷物もない・・・
「ココで待ってなさい!」
木手は保健室にあたしを残し・・荷物を取りに教室へ・・・
ガラッ・・・
シーサーのお出まし!
「何隠れてんだよ!」
「あんたそのジャージ!!」
「この女!!!」
「脱げよ!!」
強引にジャージを脱がされようとする・・
「やめて!!」
「うるさい!脱げよ!」
「やめろって言ってんだよ!!」
もう乱闘状態・・・
こいつらまじウザイ!!
そこにあったイスを振り回し怒鳴り散らした・・・
「お前どま、たいがいにせんばくらすっでね!!人がおとなしゅうしとればちょうしんのってかったい!そぎゃん木手が好きなら直接あいつに言えばよかっやろが!!裏でコソコソしてかっこざかしか!!しまいにゃ〜うちころして川になげちらかすぞ!!」
しまった・・・・・
通じるわけないか・・
シーンとなった女達の後ろに・・・木手の姿・・・
「貴方達・・・」
女達は一目散に散った・・・
「ゴーヤー大丈夫ですか?」
「・・・・・」
もしかしてさっきの聞かれた???
「ゴーヤー??さっきの・・・・」
「聞いてたんですか?」
「聞こえてしまったんです!」
「あはははは!!あたし怒ると地元の言葉がでちゃうんですよ・・・・」
「沖縄並にわからないですね」
「そうですね!!」
よかった内容までは・・・
「なんて言ったんです??」
「・・・ええっと・・・・あたしを本気で怒らせると怖いですよ!みたいな感じです!」
嘘は言ってない・・・よね・・・
「面白いですね!」
「沖縄の方言も面白いですよ!」
「そうですね!!」
「今日は練習がないので帰りましょう!お母さんに電話しておきましたから!」
「えっ!」
「さっき靴箱見たら靴もありませんでしたよ!」
「すみません・・」
「ゴーヤーが誤ることはないでしょう!俺がゴーヤーを一人にしてしまったのがいけなかったんですから・・・」
そんな事言われたら期待しちゃうじゃない・・・
もっと好きになっちゃうよ・・・・・・
「ゴーヤー?」
「はい?」
「名前で呼んでもいいですか?」
「うん!!」
「サワー」
「はい!!」
「俺のことも名前で呼んでくれますか?」
「永四郎」
「結構ですね!!」
シーサーのおかげで急接近!!!
「サワー・・・明日から俺がサワーを守ります。俺は・・・・サワーがs・・・・」
ガチャ・・・
「サワー!!!」
お母さん・・・・・
邪魔!!!いいとこだったのに・・・・・
「木手君ごめんね!お世話になっちゃって!!」
「サワー大丈夫??」
「うん!!」
「帰ろ!!木手君も車乗って!!」
こうして永四郎と車で帰った・・・
・・・・・・・・・・
あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中に出てきました方言は熊本県のとある地方で使われているものです。
丁寧に申しますと
「貴方達いい加減にしないと殴りますよ!私が大人しくしていたら調子に乗って・・・そんなに木手が好きなら直接言えばいいでしょう、裏でコソコソしてうざったいですよ!!最後には殺して川に放り投げてしまいますよ!!」
こんなかんじです!
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