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木手永四郎専用部屋(短編)
殺し屋 (前編) 編集 8/23↑
最近永四郎は少し変・・

出会って4年目・・・・そろそろ飽きてきた???


ココ1週間は特に変な態度・・・・・

一緒に帰ろうとすると練習が終わるまで待たなくていいから帰りなさいとか・・・・・


教室でもなんだか考え事ばかり・・・・


あたしなんかやらかしちゃったかな・・・・


浮気???







二人っきりでも何もしないし・・・・・










絶対おかしい・・・・・









急に冷たくなってしまった永四郎・・・・・

あたしの頭の中は別れを切り出されるんじゃないかと不安に飲み込まれた・・・・・




不安でご飯も食べれないし・・・・何か食べようとすると気持ち悪くなってしまう・・・・

今日もお弁当の臭いに耐えられず、屋上に逃げた・・・・









こんなに不安なんて・・・・・

あたしはこんなに永四郎が好きなのに・・・




「サワー?」
「凛・・・」
「やーどうしたんば?調子悪いんか?」


「ウゥ・・・・・うわ〜〜〜〜〜〜ん・・・」

辛くて寂しくて・・・大声で泣いてしまった・・・・。

「永四郎呼んでくるさ〜」
「ダメ〜〜〜〜!!!」

「?????」







思い切って凛に相談した・・・・・・









「永四郎に限って浮気はないさ〜!!や〜は永四郎を信じろ!!そんなに不安なら永四郎と話すのがいいさ〜!!」

「・・・・・・だって怖いんだもん・・・」


聞く勇気もない・・・・








「授業始まるさ〜!」

「うん・・・・・凛聞いてくれてありがと・・・」

「なんくるないさ〜!」

凛の笑顔に少しだけ元気をもらった。






















そこで・・・永四郎を尾行することにした・・・・・







帰ったふりをして帰宅する永四郎の背中を追う・・・・・








いつもの帰り道・・・・


あっ!!本屋さん入った・・・・。








1時間・・・・・経過・・・・

(遅いな・・・中に入るときづかれるしな・・・・)











出てきた・・・・

本買ってる・・・・・













そのまま真っ直ぐ帰宅・・・????
















3日間尾行した結果毎日本屋さんに通う以外は怪しくない・・・・





あの本屋に誰かいるのか・・・・・・









レジ???






おばさん確認・・・・










マスマスわからない・・・・・・
















次の日・・・・




昼休み・・・・何か本読んでる・・・・・・表紙は・・・・裏返してある・・・・・・。



わからない・・・・・




も〜〜〜〜〜〜どうすればいいのよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!











よし!!!!!!










「永四郎?何読んでるの??」

後ろから近づいてみた・・・・

パン・・・慌てて本を閉じ・・・「キミには教えられません・・」



って怪しい〜〜〜〜〜〜!!!!



も〜〜〜〜なんなのよ!なんなのよ!なんなのよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!






















も〜〜〜〜なんだかモヤモヤ・・・・・
コソコソ・・・も〜耐えられない・・・・











いっその事もうあたしから別れ話するしかないよね・・・・・










この4年間なんだったんだろ・・・・・
こんな終わり方って・・・・・
















好きなのに別れるって・・・・・・・・・














次は体育・・・・ダルイな・・・・・・






とりあえず着がえて体育館行かないと・・・・









バスケか・・・・・









コートに入ったもののなんかフラフラする・・・






「ゴーヤーさんパ〜ス・・」

「えっ??」


ぼ〜っとしていたからパスにも気づかず・・・・見事にお腹にくらった・・・・












フラ〜〜〜〜〜〜〜〜




ドサッ・・・・・・・

「ゴーヤーさん?」



「サワー??」






みんなの声遠いな・・・・・・・










タッタッタッタッタ・・・・・・




「ちょっと・・どいてくれますか?サワー?サワー??しっかりしなさいよ!!」












ザワザワ・・・・ザワザワ・・・・・・







教師が近寄り・・
「大丈夫だ!!先生が保健室に!」










サワーに触れようとした瞬間・・・・・











バシッ・・・・・・ 







「触らないでもらえますか?先生は男でしょう・・・・すみませんが、他の男に触らせるわけにはいかないんですよ!」







そう言うと永四郎はサワーを軽々と抱くと体育館を後にした・・・・・・















・・・・保健室・・・・



「サワー?サワー??」


「んっ・・・・・」



「気がつきましたか?」

「永四郎・・・・」


「大丈夫ですか?お腹痛くありませんか?お腹変な感じしませんか??」


「大丈夫・・・」
そっかあたしお腹にボールくらって・・・・・・・


いつもの永四郎だ・・・
いつもの優しい永四郎だ・・・・










「永四郎・・・」

心配そうにあたしのお腹を擦る・・・・
「あんまり無理しないでくださいね〜!心配するでしょう?」










「うん・・・・」

なんで・・・なんで・・・今になって優しくするの?

もう別れようって決めたのに・・・・









心が揺れる・・・・・











「永四郎あのね・・・」

「なんです?」









シャ〜〜〜〜
カーテンが開いた・・・


「あら!気がついたのね!木手君はもう授業に戻りなさい!!後は先生が付いてるからね!」

保健の先生・・・・・・邪魔・・・・・









永四郎はシブシブ戻ってしまった・・・・・














次の授業が始まるのにあわせて教室に戻った・・・・・





「サワー大丈夫???」

友達が周りを囲む・・・
「うん!大丈夫!少し貧血気味だったから!!」




永四郎・・・話したい・・・今すぐ・・・・・・心配そうに、こっち見てる・・・・・
囲まれて永四郎に近づけない・・・・・









「は〜い!!座って〜〜〜〜始めるよ〜!!」


先生来ちゃった・・・・・・・・・・・・













授業中も永四郎の事ばかり気になって・・・・・・・・・・・






あっ!!!
またなんか本読んでる・・・









教師の視線が永四郎に集中・・・・・
(みつかるって・・)









「木手!!!俺の授業はつまらんか??」



教師が取り上げた本をペラペラ・・・・・








「木手ちょっと職員室まで来い!!!みんなは自習だ!!」


教室は一気にざわつく・・・・・・



永四郎はため息をつきながら教師と共に教室を出て行った・・・・





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