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木手永四郎専用部屋(短編)
ケイピー様リク  2007/05/8↑(後編)編集8/23
あたしは俯きながら勇気を出した・・・
「何度も助けてもらってありがとうございました。」


「構いませんよ!でもキミは少し注意が足りないようですよ」

「はい・・・あのあたし・・・ゴーヤーサワーって言います」

「俺は木手永四郎です。」

木手永四郎さん・・・


吸い込まれそうな優しい瞳・・・・







木手さんの車は黒いRX−7



助手席に乗せてもらい家へと向かう



運転してる所も男前・・・・**(/▽/)**




「助手席に乗った女の子はキミが初めてです」そう言って笑う・・・・・




なぜか昔からの友達といる様に楽しかった・・・。

いろんな事を話した。
本土の事・沖縄に来た訳・一人で住んでいる事。

「キミは不思議な人ですね」

「え?」
突然の木手の言葉に・・・・・





「俺はあまり本土の人間を好みません・・・ですがキミとは上手く付き合えそうです。」

「・・・付き合える?」

(*/∇\*)キャ?


「友達としてです!」

「そうですよね・・・」

(_ _。)・・・シュン




「今日会ったばかりですからね・・・」


「あははは!そうですね!なんか昔から知ってるみたいなので。」


「俺もです・・・」




良かった・・・同じ風に思っててくれたんだ・・・



もっと話したい・・・・






「付きましたよ!」

付いちゃった・・・・
もっと話したいのに・・・・・




今日会ったばっかりの人にこんなにも引かれるなんて・・・

恋人との別れのように切なくて・・・でも帰りたくないなんて言えるわけもない・・・

なんでこんなにドキドキしてるんだろう・・・







「ゴーヤーさん?」

「あっ!ありがとうございました。」

「歩けますか?」

「はい!すぐソコですから!大丈夫です!」

傍にいたい思いを押し殺してドアを開けた・・・・








カチャ・・・









ガシッ!!!!










えっ???









降りようとしたあたしの腕を木手は引き止めてそのまま抱き寄せた・・・・








少し早い木手の鼓動・・・・



「あの・・・」


抱きしめる力が強くなた・・・・




「今日会ったばかりなのは分かっています・・・こんな事を言うのは軽率だと思います。でももう少し俺の傍にいてくれませんか?」


木手の鼓動に包まれたまま小さく頷いた・・・・







ドアを閉めなおし、少し遠くまでドライブに出かけた。

沖縄の綺麗な海、空、空気、夕焼け・・・



遅くなるまで二人っきり・・・・・







夜景の見える公園の駐車場に車を止めた・・・





夜景も、星もすごく綺麗!




「こんなに楽しかったデートは初めて!!!」


「喜んでもらえて俺も嬉しいです!またどこかに行きましょうね〜!」



「うん!」


「ゴーヤーさん」

「ん?」

「いえ・・・」


照れてる???




って・・・・そんな顔されたらあたしまで・・・・・






「そろそろ帰りましょうか・・・」



「そうですね・・・」



ドキドキしたまましばし沈黙・・・・
家路についた・・・・















家の前に付いた・・・









ホントに帰らなきゃ・・・・・









帰りたくない・・・・








木手が沈黙を破った・・・
「ゴーヤーさん」

「ん?」

「携帯聞いても構いませんか?」

「もちろんです!」

お互いいそいそと番号&アドレスを交換した・・・


今度こそお別れ・・・

ドアを開け車を降りた・・・・


「それじゃ!」

「また!」


手を振って・・・・








ブォ〜〜〜ン


車は走り出した・・・



はぁ〜〜〜〜〜帰っちゃった・・・・








足の痛みは木手のおかげでもうすっかり良くなったいた・・・・。









歩きながらメールを打つ・・・








To  木手永四郎さん

subありがとう!
ーーーーーーーーーー

今日は本当にありがとうございました!

足ももう痛くないですよ〜!!!




また、デートしてくださいね!



サワー
ーーーーーーーーーー



送信!








ドアの前に来てカバンを探る・・・






ん?







んん?








(・_・o)ン? (o・_・)ン? (o・_・o)ン?








(*゜ロ゜)ハッ!!
鍵がない・・・・


廊下にカバンの中身を全部出したが・・・・・









ない・・・・










どどどどどどど・・・





ど〜〜〜〜〜しよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!










あたしってバカ〜〜〜〜〜〜〜〜(/_<。)











「探し物はこれですか?」




振り返ると帰ったはずの木手が、あたしの鍵を持って立っていた・・・



「あっ!」

「車に落ちてました。」


「すみません・・・」

「キミは・・・ホントにほっとけないですね」


恥ずかしいやら、木手にまた会えた事であたしはもう耳まで熱くなった・・・・



「どうぞ!」

鍵をもらい木手はじゃぁと背を向けた・・・




引き止めたい・・・





傍にいて欲しい・・・






帰らないで・・・・










ぎゅう〜〜〜〜


思わず木手の腕を掴んでしまった・・・・



木手を見上げると優しい目があたしを捕らえる・・・・




「そんな泣きそうな目で見つめないでもらえますか?」

「あっ・・・」

もう心が壊れそうにドキドキして・・・
この気持ちを止められなくて・・・・

「だから・・・そんな目をされたら・・・・帰れなくなるでしょう?」

右手で優しく髪を撫でられた・・・・


「・・・んないで・・・・・」


「ん?」


もう本当に泣きそうなくらい・・・・
引き止めたくて・・・
木手の目を見つめた・・・・
「帰んないで・・・・・」










ぎゅう〜〜〜〜〜〜

木手は何も言わないであたしを包んだ・・・

厚い胸板・・・

太い腕・・・



こんなにも好きになるなんて・・・・



「ゴーヤーさん・・・・一日でこんなに俺の心を乱したのはキミが初めてです・・・・」










沖縄に来てよかった・・・・・







鍵を開け・・・・







二人部屋へと吸い込まれた・・・・・



















おしまい
・・・・・・・・・・
ケイピー様すみません!大学のシーン最初だけになってしまいました(/_<。)
こんな感じでよろしかったでしょうか・・・・Σ(T▽T;)

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あきゅろす。
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