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木手永四郎専用部屋(短編)
朱様リク「全部消してあげますよ・・・」 2007/09/19↑(後編)編集8/23












永「送ります・・・・・」

そう言って緩める腕・・・・・
ドキドキした心臓を持て余したまま乗り込んだ・・・・






走り出す車の音が酔ったあたしを乱れさせる・・・・
あたしは永四郎さんが好き・・・・・









沈黙さえも心地よくて・・・・・・








こんなにも人に癒されるなんて・・・・・・










そんな優しい時間も家に着くとぶっ飛んだ!!!!
ドアの前には凛が座っていたのだから・・・
何も後ろめたい事はないはずなのに・・・
まさに修羅場・・・・・









凛「永四郎・・・・・なんでサワーとや〜が一緒なんば・・・?」


「凛・・・・」



凛「なんで永四郎とサワーが一緒なんば???」
声を荒げ凛は永四郎さんに掴みかかった。

「凛!!!!やめて!!!!」


永「平古場君・・・・サワーさんは彼女ではないんでしょう?俺が興味を持っても構わないはずでしょう?」


凛「サワーは・・・わんの・・・・わんの・・・・・・」


凛は掴みかかった手を離すとあたしの腕を掴んだ・・・



凛「サワー・・・なんで永四郎なんば?なんで・・・・?」


「凛には奈々ちゃんがいるでしょう?あたしだって幸せになりたいもん・・・あたしだっていつも必要とされたいもん・・・都合のいい女でいるのもうヤダ・・・・・」



凛「昨日はわんに抱かれたくせに・・・・・今日は永四郎とかよ・・・・永四郎とやったんば???奈々と別れればわんの彼女になるんば???」



ああ・・・・・終わったあたしの恋・・・・
凛との事・・・・こんな形で永四郎さんに知られてしまうなんて・・・・・・




ポタポタと流れ落ちる涙はもう止まらない・・・・



永「やっぱりそうでしたか・・・・俺は何もしてませんよ?」



永四郎さんは凛の手をあたしから引き離し、あたしの涙を拭いた。


永「泣かないでください・・・・俺はキミと平古場君がどんな関係でもキミが欲しい・・・」




永四郎さんはそう言うと、凛の目の前で昨日凛が付けた首筋の紅い跡とは反対側に跡を残した・・・。






凛「永四郎ぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」

怒りに任せ凛は永四郎さんに殴りかかった。
凛の攻撃を全て片腕で交す・・・・。
そして凛の腹部に蹴りを一発・・・
崩れ落ちる凛を見下ろした永四郎さんの目は鋭く光ニヤリと笑う・・・・


永「俺に勝つとでも思っているんですか?昔から平古場君はそうでしたね・・・・学習能力が足りないのでは?」

凛「相変わらず・・・強ぇな〜永四郎は・・・・」

永「当然です・・・・」

学生時代の力関係がココに復活???







永「選ぶのはサワーさんでしょう?降られた方は潔く身を引くそれでどうですか?平古場君!!」




凛「わかったさぁ・・・・サワー・・・わん奈々とは別れる・・・もう二股とか都合のいい時だけ呼ぶのもやめるさ〜・・・だからわんの彼女になって欲しいさぁ・・・・」


「凛・・・・・・」






永「サワーさん・・・・俺はこんなチャラチャラした男をキミが選ぶとは思えません。」

凛「永四郎!!!そりゃないさ〜〜〜」


永「フフッ・・・・平古場君・・邪魔するとゴーヤーですよ・・・・」

凛「続けてください・・・・」


永「俺と一緒にいてくれますね?」



「・・・・・・・永四郎さん・・・・」


凛「でも!!!俺の体の方がいいあんに!!!」

永「たいしたモノも持ってないくせによくそんな事が言えますねぇ・・・俺のは平古場君みたいなチンケな代物とは違いますよ?」




喧嘩ムードはどこへやら???
二人がどんなに仲がいいのかよく分かった・・・・







凛「サワー・・・どっちを選んでもわった〜達の仲は壊れないやっし・・・・永四郎を選んでもわんとも友達でいられるば?」


永「おや平古場君!もう譲る気になったんですか?」

凛「だって・・・サワーを見れば分かるさ・・・」







「凛・・・・・・」




凛「今までゴメン・・・わんひどい事ばっかりしてたさぁ・・・・・サワーの優しさに甘えてた・・・ゴメン・・・・悪かったさぁ・・・・永四郎の所に行けよ・・・・・」


「凛・・・・・」




凛「わんの気が変わらねぇうちに早く行くさぁ〜次に合う時は普通の友達な・・・・・」






「うん・・・・・」







永「迷いはないですね?」

「はい・・・・」



永四郎さんはそのままあたしの腕を引き車へと向かった。
凛を残し夜の街に走り出す・・・・
これでよかったんだ・・・・・
もう何も迷う事はない・・・・・・・・








永四郎さんのマンションに着くとそのままベッドへと向かう・・・・



ゆっくりと優しい口付けを交し髪を撫でる・・・・
指が髪を絡め何度も唇を噛み、首筋に舌を這わす・・・・・・








今まで感じた事のない優しい行為・・・・・・・




















永「全部消してあげますよ・・・・・・・」














おしまい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


朱様20000HIT踏んで頂きまして有難う御座いました。
一ヶ月ほどのブランクがあり多少ギクシャクしております・・・すみませんm(。_。;))m ペコペコ…
今後とも御贔屓にして頂けると嬉しいです!
これに懲りずにまた来てくださいね!m(_ _"m)ペコリ






ゴーヤーサワー様ココまでお付き合いくださいまして有難う御座いましたm(_ _"m)ペコリ

よろしければ掲示板に感想を書いていただけると嬉しいです!泣いて喜びます!!!!

またのご訪問をお待ちしております。



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