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未完成な小説
8年前
−8年前−


大阪のとある公園に、
小さな男の子と女の子が遊んでいた……。


『僕ね!僕ね!大きくなったら、___ちゃんと結婚するんや!!』


『あたしも!!大きくなったら、___くんと結婚するの!!』


二人は仲良しでした…。
しかし、そんな二人も今は離れ離れになってしまいました……。
そう、片方が親の都合で引っ越すことになったのです……。

男の子は大阪に…。
女の子は東京に…。

女の子が大阪から東京に引っ越して、あれから8年がたってしまいました。二人の幼い頃の記憶は薄れてしまい、今では名前を思い出すだけで精一杯……


「…懐かしい夢だな……。久しぶりに会いたいかも……?」


と、いうわけでもなく、女の子の方はまだ記憶がのこっていました。しかし、男の子の方はまったくと言ってもいいほど幼い頃など覚えていなかったのです……


「___くん。元気にしてるかな?」


そんなことも知らずに、女の子は今日も元気に学校へ向かう準備を始めました……。




〜?〜


『あ、___ちゃん!!』

『___くん…?』

『あのね、僕と___ちゃんって__なんだよ!』

『へぇ〜!すごいねぇ〜!』

『でしょ?』

『うん!!』


〜?〜




ある男の子も一つ、幼い頃の夢を見ました……。無邪気でかわいい女の子と幼い自分の夢……


?「___ちゃん…。久しぶりに電話してみようかな?」


男の子は一言だけつぶやき、女の子同様に学校へ行くために準備を始めた……。



まさか……、







『___くんが__だったなんて………!!』



『あんた……、誰や……?』



『僕と___ちゃんは___なんだよ!』



こんなことになるなんて…………。3人の中学生達は気づかなかった。自分達がこんな想いを抱くなんて……

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あきゅろす。
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