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批評想草
中編
『アクセス数およびランク順位中毒』に関する考察のお時間でございます。巷で流行っている "ケータ
イ小説" サイトの運営を例にご説明していきたいと思います。

前編でも少し触れたんですけど……。

ケータイ小説とかブログとか、実話系の出版が続いているじゃないですか?……いやいや、念のため言
っておきますが、私はアンチって訳ではないのです。
わりと実話ベースの話は好きです。

ただね、某レンタルスペースサイトならびに某出版社が、少々誇張しすぎだと、正直思っているんです
よ。少々辛いことを言えば……お話そのものの価値が認められただけなんです。ブログの体験談やケー
タイ向けの実話小説が当たって本を出された方が、本物の作家として生きていくには、多分すごく修行
を積まなければいけないはずです。

※私が見ている分には、実話系デビューの人は人間的にアドバンテージを持っている方々ばかりです。
やっぱ普通の人じゃないと思っています。ここに注意してくださいませ。※

これもまた、以前申し上げた話の繰り返しですが……筋書きが予め頭に染み込んでいる実話を物語に加
工するのと、一から物語を創造するのとでは、性質が異なる作業です。また後者の方が、作業量も多く
、技術も必要です。

フィクションのお話作りの『お仕事』は、そんな甘い世界では、決して在りません。というか、『お仕
事』は全てにおいて甘いもんじゃないです。

※繰り返しになりますが、実話でデビューした人は、人生勉強という面でかなりのアドバンテージを持
っています!※

『小説家』になるには、勉強も読書も、必須事項です。プロフに書いてある好きな本がマンガやアニメ
だらけじゃ、絶対になれません!

ケータイ小説書いて、アクセス稼いで人気が出れば作家になれるという幻想(ファンタジー)を生むよ
うな広告宣伝だけは、お願いだからやめて欲しい……(自分も過去、『突撃!』にてそう誤解されるよう
なコメントをしてしまっているので、ちょっと責任を感じています……)。

あおるのはいいけど、責任もって育ててください。ホント頼みます……。お陰さまで、今や本気でそれ
を信じている、事情を知らない子達が増えております。

とほほーん……目を覚ましてくれよ。真剣に努力している世の中の作家の卵たちの身になって考えても
らいたいです。

……って、あえてこれを最初に出したのはですね。
必死でアクセスアップして、あなたどうするよって訊きたいわけです。

お金稼げるわけじゃないです。
(お金稼ぎたいなら、紙媒体の同人誌やったほうがいいです)

その先に夢が開かれているわけでもないです。
(開かれているとしても、宝くじの当選確率並だと考えていただきたい)

個人創作サイトって、基本的に自己満足の趣味の世界です。



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