批評想草 第二十四作目A ■この作品の問題点 言葉には様々なことが出来ます。どのようなことをしているのか、どのような場所にいるのか。時には誰にも分かるはずのない心の中まで描くことが出来ます。小説は特に、言葉の翼を星の数より多く持っているのです。 それなのに、それらの描写を怠ってしまうと、どうしても面白みがない作品となってしまいます。内容が奇妙奇天烈ならばそれもアリかもしれませんが、大抵の人は奇妙奇天烈な話を書くことなんか出来はしない。 でも、そんなことが出来たら、引っ張りだこでネット小説を書いているわけないはずで。多くの人は言葉と感性で勝負しなければならないのです。 そこを面倒くさがってしまうのでは、端にも棒にもかかりません。 [前へ] [戻る] |