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絶チル小説
B
智尾の検査結果を聞いて蒼白となっている一同に、さらに皆本が付け加えた。



皆本「こんなことをするのは兵部しかいない…。最後に智尾くんの頭を掴んだ時、中枢を抜き去ったんだ。」

桐壺「兵部は、智尾くんを敵にしたくなかったんだろうネ…。」



皆本の補足説明を受け、事態を冷静に分析する桐壺。









しかし、そこには冷静に出来ない人物「達」も居る。






薫「智尾は本当にこのままなのかよ……何とかならねぇのかよ!」

葵「先生!何か治療できひんの!?」

賢木「もちろん何とかしてやりたい。…でも中枢そのものが無くなっている以上、もう手の施しようがない…。」



現状の打開を訴える2人に、賢木は宥めるように、しかし「どうしようもない」という実情も直言した。






さらにチルドレンの中で、一際冷静さを失っていたのは、紫穂だった。



紫穂「あの時、智尾くんの思考は読み取りづらかったのよ!それは超能力者の証じゃないの!?」

皆本「…確かにそれは、超能力者としての証だ。…だけど、今の智尾くんは、言わば『能力を発動できない超能力者』だ。」

紫穂「そんな……どうしてそんな!!」



苦虫を噛むような表情のまま、皆本は紫穂に説明をした。

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あきゅろす。
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