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絶チル小説
A
訓練を終えた智尾達は、食事を摂るため食堂に向かった。



食堂は有料だが、もちろんチルドレンや智尾はお金を持ってないため、保護者の皆本が代金を払う。



皆本「午後も訓練が続くから、たくさん食べてくれ。」

智尾「はい。えぇっと、安くて量がありそうなのは…。」



ここでも智尾は、なるべく皆本の負担にならないようにと遠慮をする。






薫「あたしはラーメンライスと、シメのスタミナドリンク!皆本のオゴリなんだから、智尾も遠慮するなよ〜。」

皆本「こらこら、余計なことは言わなくていい!」

葵「ウチはこの京都御膳で〜!」

紫穂「私はプリンパフェと生チョコクレープで!」

皆本「少しは自重しろ!しかも紫穂は主食じゃないだろ!!」






しかし、チルドレンはお構いなしに注文している。

結局は高い昼食代を支払う羽目になってしまう皆本。



皆本「まったく…少しは考えてくれよ。」

薫「女にオゴるのは当然だろ〜!」



そしてそれぞれ注文の品を持ち、卓に向かう5人。






智尾「さてと…頼んだ焼き肉定食を…。」

葵「智尾はん!隣ええか?」

智尾「あぁ、別にいいぞ。」



卓に着くやいなや、智尾の隣の席に座ったのは葵。






今いる人数は5人のため、必然的に2:3で席を分けることになる。



普段から皆本と智尾、チルドレンで分かれるのが通例で、いつものように智尾が座ったのは「2」の方であるが、今日は智尾の隣に葵が来た。






薫「おい葵!ズルいぞ!」

葵「そのセリフさっきの薫にそのまま返すわ!」



つまり、葵は智尾を独占したことになる。



葵「智尾はん、あ〜〜ん!」

智尾「おまっ、やめろよ葵…!」

薫「おいこらぁ!」



智尾を独占する葵に対し、薫は激怒した。

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