絶チル小説 A 蕾見の考える計画には、自身以外にも必要となる人物がいた。 その人物とコンタクトを取るべく、蕾見は「ある場所」に向かった。 蕾見「やっほー!調子はどう?」 奈津子「あ、管理官!」 ほたる「お疲れ様で〜す!」 その場所はバベルのエントランス。受付係である奈津子とほたるが必要となる人物であった。 着いて間もなく、早速蕾見は行動に移した。 蕾見「あなた達さぁ、智尾くんのことどう思ってる?」 ほたる「い、いきなりですね…?」 奈津子「まぁそうですねぇ…」 この藪から棒のような質問だが、2人は正直な感想を述べた。 奈津子「やっぱりチルドレンと同い年ですけど、男の子となれば、ちょっとちょっかいを出したくなりますよね。」 ほたる「そうそう!あの子を困らせてみたいって思わない!?」 奈津子「それ言えてる!」 蕾見「うんうん、そうよねぇそうよねぇ!」 2人の意見が合致し、話も盛り上がったところで、蕾見は本題を振った。 蕾見「そこでどう?ちょっと智尾くんを……」 蕾見は声を潜め、2人に耳打ちをした。 奈津子「いいですねぇ!」 ほたる「でも皆本さんがけっこう保護してますし…」 話を聞いた奈津子は賛同したが、ほたるは智尾に対する皆本の目を気にした。 しかし、その心配は皆無であった。 蕾見「大丈夫よ!今日1日だけ、ちょっとしたところに左遷させたから!」 ほたる「1日だけ?」 奈津子「それなら大丈夫ですね!ほたるも細かいこと気にしないでやろうよ!」 こうして蕾見の計画の火蓋が切って落とされた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |