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絶チル小説
B
事故の一報が届き、賢木が自身のバイクでバベルに到着した時、既に皆本が職員用の出入り口に待機していた。



賢木「明くんはどんな状態だ?」

皆本「あぁ…高台から落ちて、全身を打撲してる。骨も何本か折れてるかもしれない…。」

賢木「分かった、すぐに診る!」



2人は挨拶を交わす暇もなく、賢木は歩きながら医療用の白衣を羽織り、皆本から明の容態を聞き出した。



皆本「僕がしっかり見ていなかったからだ…すまない賢木!」

賢木「別に平気だっての。それに、ケガのない温室訓練なんかしたって意味ねぇだろ?」



自分の甘さを悔いるように皆本は頭を下げたが、賢木は何とでもないと言わんばかりにフォローした。









薫「大丈夫か皆本!?」

皆本「か、薫!?」

葵「うちらもいるで!」

紫穂「何かあるなら手伝うわよ。」

智尾「お、おい止めとけって、あ…」

賢木「やっぱり来ちまったか…。」



医務室へと向かう2人の前に、家にいたはずの薫達が、テレポートでやってきた。

ただし、それまで4人の面倒を見ていた賢木は、家を出る際に「来てはいけない」と忠告をしていた。






賢木「…まぁいい。ただこっちは本当に忙しくなる。落ち着くまで待機室で待っててくれ。」

薫「先生!何かあたしらも手伝えるなら…!」

智尾「落ち着けって薫!…分かりました。」



興奮気味の薫を智尾が落ち着かせながら、4人は賢木の言う通りに待機室に向かった。

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あきゅろす。
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