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絶チル小説
A
薫「ひぃーまひまひまひまぁぁーー!



留守番を任されているチルドレン3人と智尾は、皆本がいない自宅マンションで宿題をしていた。



智尾「暇じゃないだろ。宿題を片付けるからそれを言うんだぞ。」

葵「せやで薫。それに暇になるのはええことやないか。」

紫穂「まぁ暇になるには邪魔な人がいるけどね。」

賢木「…それは誰の事なんだろうな?」



訓練で不在の皆本に代わり、今日は賢木が4人の面倒を見ている。

宿題をする4人だが、薫はいつものように(?)全く手を付けていない。






智尾「皆本さんだって大変なんだ。オレらだって頑張って宿題を終わらせるぞ。あと今日は自分でやるんだぞ。」

薫「ちぇ…智尾も最近皆本みたいに口うるさくなってきてるし。」

賢木「確かに、それは言えてるかもな!」

智尾「さ、賢木先生まで…。」



薫のみならず、賢木までも智尾をからかい、それはそれで平和な日常を過ごしていた。









賢木「ん、皆本から電話?」

葵「どないしたんや先生?」

賢木「あぁわりぃ、すぐ済ませるわ。」



しかしそんなひとときも、賢木の携帯に掛かってきた1つの電話連絡によって崩された。






賢木「…なんだって!?分かった、すぐに向かう!」



電話を掛けてきた相手は皆本で、訓練中に高台から落下した明の報告であった。

内容を聞き、それまで腑抜けていた賢木の顔は、真剣な表情に一変した。



紫穂「何かあったの?」

賢木「あぁ、明くんが訓練中にケガをしたらしい!今ヘリで本部に来るそうだから、今すぐ出て行く!」

薫「な、何だって!?」

智尾「え…え!?」



医師として、賢木は家を飛び出した。

そんな賢木の豹変ぶりに、智尾は付いていけずに混乱していた。

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