絶チル小説 D 智尾「〜〜♪〜♪」 シャワー室には誰もおらず、智尾は鼻歌を奏でながら服を脱ぎ、浴室へと入った。 智尾「…ふぅ〜、気持ちいいぃ〜…」 普段は皆本を初めとするバベルの大人達と接し、いつも張り詰めている智尾だが、この誰もいないシャワー室は、そんな気分を緩められる唯一の場所である。 智尾心の声(それにしても、梅枝さんは高校生だっけか?…まぁやっぱり年上だから落ち着きがあるよなぁ…。チルドレンとはえらい違いだな。能力も確かサイコキネシスだったし、いろいろと教わりたいなぁ…。) などとナオミの印象について考えながら、絶対にチルドレン達が入って来れない空間で、智尾は1人だけのリラックスタイムを満喫していた。 ドンッ…! 智尾「ん?」 シャワーを浴びていた智尾は、外部からの微かな物音を感じた。 智尾「…何だろう?」 気になった智尾は浴室を出て、物音が聞こえた壁の方にやってきた。 しかし、その壁に何も異常はなかった。 智尾「…気のせいだったか…」 ドンッ…! 智尾「……ん?」 浴室に戻ろうと振り返った瞬間、今度はさっきよりもはっきりとした音が聞こえた。 その音はまるで、壁の向こう側から叩いているようだった。 智尾「…確かこの向こう側は、女用のシャワー室だよな…。」 智尾は疑問を抱いた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |