絶チル小説
G
下校時刻となり、チルドレンと智尾の4人は、皆本との待ち合わせ場所に向かっていた。
葵「もう…。」
薫「どうにでもなれぇ…。」
そして学校にいる間も、薫と葵は、終始落ち込んだまま過ごしていたのは、言うまでもない。
そんな2人を見ていた智尾は、言葉を投げ掛けた。
智尾「2人共なぁ…、これからパトロールなんだから、もっとしっかりしろよ。バベルの皆さんにも迷惑がかかるぞ。」
薫・葵「……はぁ〜い…。」
紫穂「………。」
その言葉にも、あまり元気な反応を無くした薫と葵は、静かに返事だけをした。
この時紫穂は、智尾を黙って横目で見ていた。
待ち合わせの場所に着くと、既に皆本が来ていた。
皆本「おかえり。じゃあすぐに行くよ。」
車に乗るように指示する皆本に、薫が疑問をぶつける。
薫「あれ、このまま行くんじゃねぇのか?」
皆本「報告をしないといけないから、パトロールの始まりと終わりには、バベルに行かなくちゃいけないんだ。君達も勝手に帰って来たらいけないよ。」
葵「意外とめんどくさいんやな…。」
いろいろと理由を説明しながら、皆本は車を進めた。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!