絶チル小説 C 時間は流れ、チルドレンと皆本、智尾は帰宅した。 皆本「ふぅ…何だか今日は一段と疲れたな。」 智尾「皆本さん、夕飯の支度は僕がやっておきます。」 皆本「あぁ、頼むよ。」 智尾は慣れたように台所へ向かった。 薫「智尾〜!あたしも手伝うぜ!」 葵「うちも〜!」 智尾に続き、薫と葵も手伝いに台所へと向かった。 そしてリビングには、皆本と紫穂が残っていた。 皆本「紫穂はいいのか?手伝いに行かなくて。」 皆本は紫穂に手伝いに行かないかと諭した。 紫穂「そんな大人数で台所に行っても、かえって邪魔になるだけよ。」 紫穂はあくまでも、冷静に話した。 さらに紫穂は言った。 紫穂「智尾くんも、私に少し苦手意識があるみたいだし。」 皆本「な、こら紫穂!人の心を勝手に読むんじゃ…!」 紫穂「そうじゃないわよ。見てるだけでもだいたいわかるの。サイコメトラーは、そういうものよ。」 皆本は注意を促したが、紫穂はそれを自分なりの正論で返した。 皆本「まったく…。君は自分が好きなのか嫌いなのか…、つくづくわからないなぁ…。」 皆本は返せず、苦い表情をして諦めるしかなかった。 すると皆本は何かを思い出し、紫穂に話し掛けた。 皆本「そうだ、僕なりに、パトロールをするチームを決めたんだ。食事の時に話すけど、一応頭に入れといてくれ。」 紫穂「えぇ、分かったわ。」 そんな会話をしながら、夜は更ける…。 [*前へ][次へ#] [戻る] |