ＴＲＰＧリプレイ
老剣士との邂逅１
【ラクウェル】：「話だって？」
【ゼクウ】：「さよう、そこのアコを母親の元に帰したくてな」
【ラクウェル】：「親戚には見えないけどね。……大体察しはつくよ、あのばあさんに頼まれたね？」
【シャノン】：「もしそうなら、アコは渡さないぞ」
【ゼクウ】：（アコを見ながら）「おい、童（わっぱ）」
【ＧＭ／アコ】：童って（笑）
「は、はい」
【ゼクウ】：「聞けば、こやつらに騙されているそうではないか。それはいかん。子は母の元に、家に帰るべきだ。違うか？」
【ＧＭ／アコ】：「ボクは……今は帰りません。ラクウェルさんやシャノンさん、伯爵さまと次の試験を受けて、今度こそ冒険者になるんです！」
【トラバーユ伯爵】：「うむ」
【ゼクウ】：馬鹿にするような顔で
「ふん。夢物語だ、そんなものは」
【ＧＭ／アコ】：「夢ですけど、夢じゃないです！ 頑張れば叶う夢なんです！」
【ゼクウ】：カッと眼を見開いて、激昂しながらアコを睨みつける。
「ものも知らぬ童が、聞いた風な口を聞くな！」
【ラクウェル】：「交渉決裂だね。さあ、帰った帰った」
【ゼクウ】：「こちらが下手に出ていれば、付け上がりおって……」
殺気を膨らませる。
【ラクウェル】：「どうするってんだい？」
武器を構えるっす。
【ゼクウ】：では抜刀のモーションが見えた、と思った次の瞬間。
カチン。
刀はすでに納められているのが見える！
【ラクウェル】：「！？」
【ゼクウ】：ニヤリと笑って
「……今ので貴様は５回、死んでおる」
ここまでで演出です。
【トラバーユ伯爵】：カッコつけ演出キターーー！！（笑）
【ラクウェル】：うーん、これは（笑）
【シャノン】：場面的には食らっておくしか（笑）
【ＧＭ】：食らっとけ、食らっとけ（笑）
【ラクウェル】：うん、食らっとくっす（笑）
「なっ！？」
【シャノン】：「は、早い！？」
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