TRPGリプレイ
後編オープニング3
【GM】:では、その数日後。
場面は変わって、ラクウェルたち。
時間的に昼食の準備、といったところだ。
【ラクウェル】:たしか、施療院で生計を立ててるんだっけ?
調子はどう?
【GM】:需要と供給が上手く噛み合って、いい感じだね。
治療してもらいたくても治療費が払えない、貧民街の人々はキミたちを歓迎しているようだ。
ほぼ毎日、大忙しだね。
治療費として、食料等を分けてもらっているから、食べるのも困っていない。
【シャノン】:俺たちは助手で(笑)
【ラクウェル】:会計もやってようか(笑)
まあ実質、アコ1人で成り立ってるけどさ(笑)
【GM/アコ】:「いえ、ラクウェルさんやシャノンさん、伯爵さまにも手伝ってもらって、感謝してます!」
みんなへの感謝を忘れないアコくんだ。
【トラバーユ伯爵】:うむうむ、よきかなよきかな。
【ラクウェル】:ん? 伯爵って、なんかやってたっけ?(笑)
【シャノン】:覚えがない(笑)
【トラバーユ伯爵】:ちゃんとやっておるぞ。
領民がちゃんと暮らしておるかどうか、毎日視察は欠かしておらぬ!
【ラクウェル】:じゃあ、なんで毎日、昼飯食いに来るのさ(笑)
【トラバーユ伯爵】:愚問じゃ。
領民がなにを食しているのか、健康チェックも欠かしてはならぬ、領主として!(一同爆笑)
【ラクウェル】:てきとーな言い分、取り繕うんじゃないよ! ただ飯食らいが!
せりゃせりゃ(攻撃している)
【トラバーユ伯爵】:なにを言う、領民と共に飯を食い、親睦を深める!
これもノブレス・オブリージュのひとつじゃ〜(軽いフットワークで回避)
【ラクウェル】:ぜーぜー、……勝手にしな(一同爆笑)
【シャノン】:……という毎日のようです(一同爆笑)
【GM】:なるほど(笑)
で、ほどなく食事ができるわけだが。
【トラバーユ伯爵】:うむ、アコくんや、おかわりじゃ。
【シャノン】:早っ!(笑)
【ラクウェル】:あたいらより先に食って、なおかつおかわりかい!(一同爆笑)
【GM/アコ】:「はい、伯爵さま!」
アコはニコニコと笑いながら、おかわりをよそう。
【シャノン】:「楽しそうだな」
【GM/アコ】:「はい、楽しいです。こんなに必要とされるのも、にぎやかな食事も初めてで……ボクの知らなかったことばかりで」
【トラバーユ伯爵】:「なに、まだまだ世界は広いからの。街の外に出れば、もっともっといろんなことを知ることができるぞ」
【シャノン】:「そのためにも、次の冒険者試験、頑張ろう」
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