TRPGリプレイ 後編オープニング1 【GM】:では、後編を始めよう。 前回から2日ほど過ぎていて、今は昼頃だ。 まずはゼクウ、なにをしてる? 【ゼクウ】:報酬が入ったんで、朝から酒を飲んでます。 なじみの店というか、いつもの店で過去の自慢話とかをいつものように語りながら、クダまいて。 【ラクウェル】:ダメな大人がおる……(笑) 【ゼクウ】:「わしは、冒険者ゼクウだ……、このような街、すぐにでも出てやるぞ……。店主、酒だ! 酒を持ってこい!」 【GM/店主】:(迷惑そうな顔で)「いいかげんにしておけよ、朝からずっと飲んでるじゃないか」 【ゼクウ】:「やかましい! 金、金なら、ほれ……ここにある。だから、酒を、酒を出せ」 【トラバーユ伯爵】:どこまで落ちぶれれば気がすむんや、この人は(笑) 【GM/店の客】:「けっ、どれだけの剣豪だったか知らねぇが……ああなっちゃお終いだな」 聞こえよがしに笑う店の客たち。 【ゼクウ】:「きさま……今、なんと言った?」 怒気をはらんだ顔で、睨む。 【GM】:「な、なんだよ、本当のことじゃねえか。そんなに出たきゃ、さっさと試験通っちまえよ!」 客はビビりながらも前言は撤回しない。 【ゼクウ】:「素人が口を出すでないわ! いかに腕が立とうが……仲間がいないのでは……。チッ、仲間だ。仲間さえいれば……」 【GM/店の客】:「なんだ、やっぱり無理なんじゃないか!」 【ゼクウ】:「貴様ぁ! 言わして置けば!!」 刀に手をかける。 【GM】:それを見た店主が、 「店の中で刃傷沙汰はやめろ! やるんなら店から出て行け!」 と叫ぶよ。 【ゼクウ】:「ふん、望むところだ」 客を促して、店の外に出ようとする。 【GM】:……その時。 剣呑な空気に場違いな、癇高い声が店の入口から聞こえてきた。 「ああ、ここにいた! ここにいた!」 【ゼクウ】:(怪訝な顔で)「誰だ?」 【GM/ばあさん】:「あんたに依頼をしに来た、憐れなババアさ」 まあ、アコの母親(?)だね(笑) 【シャノン】:また出た(笑) 【ラクウェル】:あ、まだ懲りてないのかい(笑) 【ゼクウ】:「依頼か……いいだろう、話を聞こう」 ニヤリと笑って勘定を済ませ、外に出よう。 「で、どんな仕事だ?」 【GM/ばあさん】:「あたしの息子を……可愛いあたしのアコを助けてほしいんだよ!」 【トラバーユ伯爵】:嘘八百キターーーー!!(一同爆笑) 【ゼクウ】:「ほう……? 子供をさらうとは、許せんな」 [*前へ][次へ#] [戻る] |