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イゾウ夢小説
とと様
ーーーーコンコンッ



「…オヤジ、入るよぃ」



「……あぁ、」



ーーーガチャッ



「…たっぷり食って来たかぁ?」



「はい!!色々なものを頂きました!」



「グラララララ、そうか…!」



「あの…オヤジ様」



「グラララララ、様はいらねぇ…」



「え……でも」



「お前達は息子と娘だ……親に様はおかしいだろ、グラララララ」



「……お父さんでは同じになりますし……とと様ではいけませんか?」



「……なんだそりゃあ」



「…俺の産まれた所では、オヤジの事をそう呼ぶねぇ」



「…そうか……様ぁついてるが、まぁいいか、グラララララ」



「ねぇ、この子可愛いわね、新しく入ったの?」



「……あぁ、俺の娘だ」



「そう……はじめまして」



「はじめまして!ケイといいます!」



「私たちはナースよ。よろしくね?」



「はい!……よろしくお願いします!ナースさん!」



「「(……ナースさん?)」」



「グラララララ…ケイ、お前何かしてぇ事あるか?」



「……なんでしょう?」



「……御姫さんは普段何してたんだぃ?」



「…普段は、ずっと同じ場所にいるので書物を読んだり、力のコントロールの練習をしたり……」



「グラララララ…そういやぁ、力がどうとか言ってたな、ケイお前その力で何が出来る?」



「……あんまり考えた事ありませんでした、なんでしょう??」



ーーーグラララララ



「相変わらず俺の娘は面白れぇ!!何かしてぇ事があったらでいい、出来そうな事でもいい、何かあったらそいつらに言え…グラララララ」



「…とと様」



「……なんだ」



「……海って知ってますか?」



「「「(…………は?)」」」



「グラララララ、ここにいる奴で海を知らねぇのなんてケイ、お前くらいなもんだ……」




「……え?」

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