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impatient

「んんっ、うっ…ん…!はぁ…。」


陽高様の攻めが止まない。

口の中の陽高様自身はとても大きくなっているのに、満足に奉仕することも許されない。

陽高様をイかせたいのに、このままでは私が…。


「あっ、ああん!や、ひゃ、ああ…!」

「紗奈、口が止まっているぞ。」

「あ、んむっ…ん、んんぅっ…」


そんなこと言われても、舌と指を巧みに使う陽高様を前に、もう思考が追い付かず、ぐちゃぐちゃに絡まり出す。

ただ本能のままに快感を貪りたいけれど、陽高様に何かを与えたいという理性が残って消えない。


「ん…!やっだめっ、それ以上は…っあ、イッちゃっ…」

「イくなとは言っていない。」

「一人、じゃ、嫌です…っ!」


そう叫んだ途端、陽高様の動きがピタリと止まった。

私は乱れた息を整えながら、陽高様の上から降り、横たわる陽高様の目を見つめて言った。


「陽高様と一緒がいいです…。」


陽高様は上半身を起こすと、溜息を吐き、枕元から小さな箱を手に取る。


「全く…。一度絶頂させようと思ったのに、紗奈は可愛すぎる。」

一連の行動をじっと見ていると、興味があると思われたのか、陽高様は取り出した中身を私に手渡した。


「着けてみるか?」

「はい。」


私が全部すると言ったから、その意向を汲んでくれたのかもしれない。

昨日までは直視できなかった物に、緊張しながらも被せようとする私を、陽高様の言葉が止めた。


「表と裏があるからな。」

「えっと…。」


どうやら逆だったらしい。

陽高様の指示に従って、くるくると根元まで覆い、ふぅと達成感の息を漏らした。

陽高様は、そんな私をクスリと笑って、ベッドの中央に仰向けになり両手を広げた。


「ほら、おいで。」


私は、陽高様の硬化したものを手で軽く持ち支えながら、自らの熱い場所に導く。


「んっ…」


しかし先端が触れただけで感じてしまう私は、そこから先に進めない。

ぐっと腰を落としてみるも、やっぱりこれ以上は自力では無理。


「陽高様ぁ…っ。」

「しょうがないな。」

「ひゃぁぁぁんっ!」

「果てていないで、動いてみろ。」

「は、はい…。」


ぎこちなく腰を揺らし、陽高様の物を中に擦り付ける。

その度に沸き起こる快感。


「繋がっている所が丸見えだ。いやらしくて可愛いよ、紗奈。」

「やぁん…っ」


陽高様の言葉一つにも過敏に反応してしまい、きゅっと締め付ける。

そうすることで私はさらに感じてしまい、もうどうしようもない。

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あきゅろす。
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