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impatient


脳天まで揺さ振られる程の衝撃が私を襲い、頂上へ向かえと駆り立てる。

容赦なく腰を打ち付けられ、深いところをえぐられれば、私はそれから逃げることなどできない。


「ひゃあああっあ!あ!ああっあ!」

「くっ…」

「あ、あ!イッちゃ…イッちゃいます…っ!!」

「ああ。俺も…!」

「や!ああっ!あーーーーーっ!!!」








「今日の陽高様、激しかった…。」

「最近抱いてなかったからな。加減できなかった。悪い。」


陽高様の腕枕に頭を預け、少しだけ不満を漏らすと、陽高様は苦笑いをして謝った。


「まあ、たまにはこういうのもいいだろう?」

「よくないです…!」

「あんなに感じていたのに?」

「……!! だって、壊れちゃいそうで…」

「壊したいんだよ。」


陽高様は私の頭を抱き寄せ、さらに腰に腕を回して体を密着させる。

「紗奈、今度は後ろからしようか。」

「…もう、駄目ですっ」

「…今日はやけに反抗的だな。」

顔を真っ赤にさせて言えば、不機嫌な声が返ってくる。

「あ…ごめんなさい…。」

怖くなって、慌てて謝ると、小さな息を頭上に感じた。

それは陽高様が笑ったから。


「何故謝る?今日の紗奈は一段と可愛いよ。」

「え?でも、あの…」

「自分の意思を言ってくれて嬉しい。俺達はいずれ夫婦になるんだ。何にでも従うのはおかしいだろう?」


夫婦…。

その単語を聞いた時、大きくドクンと心臓が跳ねた。


横になっていた体を少しだけ起こし、陽高様の表情を窺う。

「陽高様…。」

「それとも、あのプロポーズを忘れたか?」

「いいえっ!」


ぶんぶんと頭を横に振り、否定した。

頬に触れる体温を感じて、熱っぽい瞳で陽高様を見つめてしまう。


「紗奈、愛してるよ。」


引き寄せられるように、唇を重ねた。







翌朝。


「陽高様、おはようございます。朝ですよ。」

「んー…久々によく眠れた。」


陽高様は大きく伸びをして、首をコキコキと鳴らした。

そして私の頭を引き寄せ、挨拶代わりのキスをする。


「やはり、紗奈を抱くといいな。」

陽高様論は崩れていないらしい。

「紗奈、誘っているのか?」

「えっ…!?」

「そんな風に見つめて…。早く服を着ないと襲うぞ?」

「や…!すぐ着ます…」


散らばった服を掴もうと腕を伸ばすが、それは陽高様に阻まれてしまった。

「昨日は風呂に入らなかっただろう?今から入ろうか。」

「お先にどう」
「一緒に、だよ。」

「きゃっ!」

どうぞと言い終える前に遮られ、私はお姫様抱っこをされて浴室に連行された。




「大丈夫。朝から盛ったりはしない。」


しかし、体を洗うという名目で色んな所を触られ、指だけで2回イかされて、陽高様は満足そうに家を出た…。




---Fin
2008/06/20


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