S☆Ρ
6-2・秘密A★
お風呂から出て仕方なく裸のまま出たら、アズマ君がTシャツを着せてくれた。
「………パンツは?」
そう聞いたら「履きたい?」って聞かれた。頷いたら、手を引かれて寝室へ連れてかれた。
ベッドに座らされて、パンツを渡された。
「……この間、何で泣いてたか話してくれるか?」
この間?
あれはアズマ君がヤダって言ったのに止めてくれなくて……。
「寝る時泣いてただろ。」
…………あ、アレは。
「……俺、この間最後までしなかったの、お前に酷い事しそうだったから我慢した。」
俺が話せなくて黙ってたらアズマ君が話だした。
「用意…も、してなかったのは本当。ゴムだけじゃ絶対お前を傷つける。俺のデカイから。」
え、そうなの?
確かに女の人とは違うからゴムだけじゃダメって事か……。
「…………お前をレイプした夢、アレは本当に今思うと酷くて……、あんな風にしたくないんだ。」
アズマ君は俺の隣に座ってため息つきながらそう言った。
「この間、お前が嫌がってたけど、止まらなくて泣かせた……。ごめんな。」
そんな事聞いたら……怒れないじゃん、もう怒ってないけど。
「あーゆう事するの嫌だった?それで泣いてたんじゃないのか?」
違う、……そうじゃない。首を振って否定した。
「なぁ、話してくんねぇと分かんない。俺が泣かしたんじゃないの?」
アズマ君が肩を掴んできて、俺の顔を覗き込んできた。
「ヤマナツ。」
呼び掛けられても声が出なくてアズマ君の顔を見てたら、キスされた。
舌や唇を優しくなぞられて、甘ったるく口の中をアズマ君の舌が動いてた。
「……キスは好き?」
「うん……」
優しく聞かれて声が出た。
「じゃあ俺の事は?」
「……好き。」
「………もっかい言って?」
続けてアズマ君に聞かれて、今迄言えなかった言葉が零れた。
「アズマ君が、好き。」
そう口から言葉が出たらやっぱりアレが出た。
「……何で泣くんだよ。」
絶対泣いちゃうと思ったんだもん、だから言えなかったんだ……。
片足をベッドに上へ上げられて、アズマ君の方へ向けさせられた。
チュ、って音を立ててキスされて抱き締められた。
「やっと言った………どんだけ待たせるんだよ。」
そう言ってティッシュで顔を拭いてくれた。
「で?……何で泣いてたんだ?」
「俺……、アズマ君の事好きだって自覚してからおかしいんだもん。」
俺がそう言ったら「はぁ?」って変な声出してた。
「……アズマ君が俺の事、好きじゃなくなったらって思ったら……、」
「まさか、それで泣いてたのか?」
アズマ君が呆れたような声を出した。……分かってるってば、自分でおかしいって……。
「お前〜……」
アズマ君がそう言って俺の顔を両手で挟んだ。
「俺をこんなに夢中にさせてどうするつもりだ。」
「……何言ってんの?」
訳わかんねぇ…、けど変な事言うから涙は止まった。
「せっかく洗ったし脱いどくか?」
そう聞かれて「は?」って聞き返した。
背中に腕を回されて抱きしめられるとそのまま押し倒された。
優しいけれどさっきとは違うキスが口に降り注いできた。
「ん、うぅ…ん……。」
キスをされながら下着の上から股間を撫でられ、口を塞がれたまま声が出た。
「Tシャツ脱ぐか?」
そう聞かれて、これから何をするのかを意識させられた。俺が何も言えないでアズマ君を見たら、アズマ君も何も言わないで俺のTシャツの裾を引っ張った。
服を脱がされて下着一枚になってしまって、アズマ君も元々そんなカッコだったけど、何か無防備な感じがして身体を横向きにした。
覆い被さるように俺の上に来たアズマ君が少し笑ったような気がした。
「ぅわぁっ」
下着の上からお尻を撫でられて、思わず声を上げて過剰に反応してしまった……。
「もっと色っぽい声出せよ。」
アズマ君の手が背中から腰をなぞって、そのまま下着の中に入って来てお尻の色んな所を触れられて、目一杯身体を強張らせてた俺の耳に低く囁いた。
「力抜けってば。」
そう言って耳たぶを舌が擽った。
全身が泡立つような感覚に思わず目を瞑った。
「やだ、耳……。」
「じゃあ後ろから抱き付かせて。」
そう言ってうつ伏せにされて、背中から抱き締められた。直ぐに腹から手が滑るように下着に入って来て、触れられた。
思わず腰を浮かせたら、そのまま下着を膝迄下げられて腰を持ち上げられた。
「……な、何で、」
「エロい格好。」
唯一着けてた下着を膝迄下げられて、腰を掴まれてるけどお尻を突き出したカッコで四つん這いになってる俺……。
「こんなの恥ずかしいよ……、見ないで。」
「見ない訳無ぇだろ、凄ぇ興奮すんのに。」
そう言ってアズマ君は俺のお尻に股間を擦り付けてきた。
下着ごしだけど凄い硬くなったのが当たって、こっちが余計恥ずかしくなった。
アズマ君の片手が下に回って来て同じように硬くなった俺のを握った。
「エロい格好して興奮したのか?」
「違……、あっ!」
脚を拡げられて後ろから下着ごしじゃなく、熱いアズマ君のが俺のを擦ってきた。
俺の裏筋をアズマ君のカリの部分が根元から擦り上げてくる。
「足、震えてるけど?」
凄く感じて膝で立ってるのがしんどい。分かってる癖に意地悪くそう聞いてくるアズマ君を睨んだ。
「嫌なのか?」
「や、あ……!」
握った手を動かされて恥ずかしい声が出た。
「だめ、……あぁ、んっ、」
我慢しようと思うと余計に煽られてとうとうアズマ君の手の中に射精してしまった。
息が荒くなって身体を上下させてる俺に、アズマ君が「よしよし。」って背中にキスしてた。
何か……。前より濃厚な感じがする……。
2週間ぶりだから……?
「なぁ、ローション用意したけど使っていい?」
背中に抱きつかれたままそう言われた。
ローションって、……アソコに使うんだよな……。
頷いたら、ベッドの下から長い箱を出した。箱からボトルが出てきて蓋を開けた。
胡坐をかいたアズマ君の脚の上に、うつ伏せのまま下半身に乗った格好をさせられた。
え、このカッコも凄く恥ずかしいんじゃねえの……?
「ちょっと冷たいかも。」
そう言って指につけると左手が俺の尻を掴んだ。
「………っ!」
拡げられて露になったソコへ指が触れた。指が強く押すように丸く撫でてきたら、指が入ってきた。
「痛くないだろ?まだ指先しか入れてないから。もうちょっと我慢して」
指を増やされて、まだ指先だけど多分2本…入れられた。
「あ、入っ……て…、」
「ん。入った。平気か?」
クチュクチュと濡れた音がして、アズマ君の指がさっきより中まで入ってきた。ゆっくりと入れたり抜かれたりされて、何度目かに抜かれた時、ローションを足されて指を奥まで入れられた。
「ん……ん!」
「……どの辺りだった?」
そう聞きながら入れた指を動かした。いやらしい音に混じって自分の出す声が恥ずかしくて手で口を押さえた。
「ヤマナツ、声聞かせろ。手ぇ縛るぞ。」
そんな怖い事言われたら従うしかなくて手を目に当てたら、アズマ君の手が俺の弱い所を探り当てた。
「や、やぁ……、ダメっ」
「何がダメなんだよ、ほら。」
そう言って中を何度も擦った。膝で立ってられなくて、アズマ君の脚の上乗っかって、脚を拡げて震えた。
「あ、あぁん、ヤダぁ」
「可愛い声……。」
アズマ君がそう言ってまたローションを足した。指を途中まで抜いた。
「……冷た……、」
「もう一本、指増やすからちょっと我慢して。」
左手の人差し指?
穴を拡げるようにじっくりと既に入れてる指に沿って入ってきた。
キツいかも…、そう思ったら指がゆっくりと回されて中を解された。
絶え間なく湿った音が聞こえて、自分でもアズマ君の指が入ってるそこが柔らかくなってきてるのが分かった。
「ヤマナツ、エロい汁が零れてるぞ。」
左手の指を抜かれて、右手の指が2本浅い所を蠢いてた。
「やだ、……意地悪、」
アズマ君の足に当たってた俺のを左手で弄りながら、入れられてた指を左右に開かれてアソコを拡げられた。
「膝、立てられるか?」
腰を持ち上げられて、胡坐かいてたアズマ君が膝立ちになった。拡げられたソコから指が抜かれて、熱いアズマ君のが押しつけられた。
「……っ!」
良く解されたからか、先が滑るように潜り込んできた。
………ヤバい、怖い。
布団に顔を押し付けて目を瞑った。
「……やめるか?」
え……?
背中から抱かれて耳元にそう告げられた。
「良く濡らしたけど、絶対キツいと思う。俺も加減が分からねぇし……。」
俺だって入ったらキツいって分かる。少し入ってるアズマ君の、凄く硬くて先っぽだけでも入口を拡げられて異物感がある……。
「……止めたいの?」
顔を布団にくっつけて隠したまま俺がそう聞いたら、アズマ君の左手が俺の緩く立ち上がってた股間を優しく掴んだ。
揉むようにしながら手を動かされて、先程零れてると指摘された部分を親指の先で引っ掛かれた。
身体が騒ついて下半身の感覚が麻痺した。
先の部分だけ入ってたアソコに今までとは違う圧迫感が支配してきた。
「力、抜いて。……こっから入んねぇ、」
アズマ君が辛そうな声でそう言った。
力抜くってどうやって?
こっから、って今どこまで入ってんの?
意外に冷静な自分の頭がそんな事を考えてたら、指がアズマ君のが入って拡がったアソコを撫でてきた。形をなぞるように指を動かされて、アズマ君の存在を意識させられた。
「締め付けんな、力抜くんだよ。」
「だって、そんなトコ触るからじゃん、……あっ、」
入ってたのがゆっくりと出て行ったと思ったら、強めにまたねじ込んできた。
「い……っ、」
痛い……、けどさっきより深く入った気がする……。
ゆっくりとアズマ君が腰を揺すったら、ローションが俺の脚を伝って流れた。
「……悪い、お前気持ち良くないかもしんねぇけど、動いていい?」
そう言った後、低い声で短く「もう限界。」ってアズマ君が言った。
「ヤマナツ、大丈夫か?」
アズマ君が俺の肩を揺すった。
……大丈夫じゃない。
答えようとしても声が出ない。
限界だ、と俺に言った後、アズマ君は俺の身体をまさに悲鳴を上げるまで揺さ振った。
衝撃と圧迫感で、アズマ君が言った通りあの後気持ち良くなる事は無く、ただアズマ君がイッてくれるの待って、我慢した。
途中、ローションを足されたからケガをすることはなかったけど、摩擦で内部が腫れてる感覚はある。
アズマ君も余裕が無かったみたいで、時間的には短かった筈だけど、アズマ君に欲望をぶつけられてた時間は長く感じた。
「ごめん、暴走した。」
そう言いながら、俺の尻から背中にかけて散ったアズマ君の精液をティッシュで拭ってた。
「……本当にごめん。」
身体はキツかったけど、怒ってる訳じゃない……。アズマ君が謝る度に胸がしんどい。
始めに「やめるか?」ってちゃんと聞いてくれて、我慢して欲しくなくてアズマ君を挑発するような事を言った。
「謝んないで……、2人でした事じゃん。」
やっと、そう言葉が出たら本当に身体がしんどくて、そのまま俺は眠ってしまった。
.
頬を撫でられて、気持ち良くて一回目を開けたけどまた目を閉じた。
「……シャワー浴びた方がいいから起きたら?」
そう言われてゆっくり目を開けた。アズマ君が少し笑ってベッドから降りた。カーテンを開けられて外の明るさに思わず顔を枕に埋めた。
身体を起こしたら下半身の鈍い違和感に動きが止まってしまった。
「……連れてってやるから、ん。」
アズマ君が俺の両腕を引っ張って立たせてくれた。
「大丈夫、歩けるよ。」
そう言ってアズマ君の身体を押し退けた。………あのまま寝ちゃったから裸なんだよな、俺。
「ん、分かった。」
アズマ君はベッドからハーフケットを取ると、俺の身体にかけてくれた。
「それ、洗うから洗濯機入れといて。」
背中を押されて、寝室を出た。アズマ君はベッドのシーツを剥がして新しいシーツを広げてた。
……アズマ君、マメだなぁ。家事しないって言ってたけど、直ぐに片付けとかするから散らかってる感じしないんだ……。
前一緒にシャワー浴びた時も、最後に壁に水掛けてたし。
そう思い出して、俺も後で壁に水を流しといた。
身体を拭いてリビングへ行ったらソファーの上に、昨日脱がされたTシャツとパンツが畳んで置いてあった。
アキラが昨日言ってた言葉を俺も思った。
お母さんみたい。
きっとアズマ君のお母さんがこうゆう気が利いた事するんだろうな。
俺、お母さんいないから漠然としか分からないけど。
一緒に畳んであったハーフパンツを履いたら、やっぱり焼き肉の臭いがした。
「ヤマナツ、朝飯。」
そう言って冷蔵庫からヨーグルトを出した。
「アズマ君は?」
「俺ヨーグルト嫌い。」
そう言ってゼリーを出してた。食洗機からスプーンとマグカップを出して、コーヒーを注いで俺に差出した。
「はい、パンは?」
紙袋に入ったパンを渡された。この間俺が買ったメロンパンが入ってた。
「メロンパン食べていい?」
頷きながらアズマ君もソファーに座った。
「お前ん家寄るなら8時半には家出ないとな。」
そう言ってアズマ君がチョココロネの袋を開けてた。
「パインはいらないのにチョコの甘いのはいいの?」
「チョコは好き。チョコで酒飲めるし。」
チョココロネの太い方から噛り付いてた。
また1つアズマ君の好きなモノを知った。
アズマ君の家の冷蔵庫にアズマ君の嫌いなヨーグルトや、アズマ君が飲まないパイナップルジュースが入ってるのって、俺の為だと思っていいよな?
嬉しくてつい笑ってしまったら、アズマ君が俺の隣に座った。
「………ご機嫌だな?」
そう言ってキスをされた。
チョコの味がした。
「アズマ君て、キスするの好きだね。」
身体が離れた時に俺がそう言ったら、アズマ君が「あぁ、好き。」って笑った。
「お前も好きだろ?」
そう聞かれて、俺はコーヒーを飲みながらアズマ君を見て、
「アズマ君とするのは何でも好きだよ。」
って言った。
アズマ君が固まってた。
俺は声を出して笑いながら手に持ったパンとコーヒーをテーブルに置くと、アズマ君の首に腕を回して自分からキスをした。
唇が離れたら、またメロンパンを持って食べ始めた俺に、アズマ君は「ちくしょう。」って呟いてた。
「アズマ君にお願いがあるんだけど。」
「ん?」
俺がヨーグルトを食べ終えて、アズマ君がゼリーの蓋を開けた時に切り出した。
「携帯、見せて?」
「…………ヒロユキか?」
ちょっと考えた後、アズマ君が目を据わらせてそう言った。
「お願い。」
そう言ってみたら、アズマ君は立ち上がって鞄から携帯を出して差し出してくれた。
携帯電話を開くと黒い画面の中に日付や時間が並んでいた。
メニューボタンを押そうと思ったけど、俺の写真以外も入ってる事を思ったらやっぱり躊躇した。
「お前の携帯から俺の携帯に掛けてみ?」
そう言われて自分の鞄から携帯を出してアズマ君の携帯へ発信した。
アズマ君の携帯から俺の好きなアーティストの着歌が鳴って、画面に俺の……写真………。
「いつ撮ったの?」
2つの携帯を閉じるとアズマ君の携帯を返した。
「この間СSの収録スタジオ行く時に車の中でお前が寝た時。……ごめん、消そうか?」
「ううん、別にいい。もっと変な写真かと思ったらそうでもないし。」
寝顔……恥ずかしいけど。
「変な写真って………、コレは?」
携帯を操作して俺に画面を見せた。
横向きで上半身裸でズボンから下着が半分見えてる着替え中?の写真。
「………あのさぁ。」
呆れた俺はアズマ君に携帯を押し返した。
「コレで何回か抜いた。」
唖然とした俺に、続けて言った。
「消した方がいいか?」
「消して。」
俺がそう言ったらボタンを押して削除してた。
「消した?」
俺が聞いたらアズマ君は「ん。」って頷いた。
「じゃぁ撮っていいよ。」
アズマ君が俺を見た。驚いたような顔してるアズマ君に笑いながら言った。
「脱がないけどね。」
アズマ君がまた携帯のボタンを操作した後、俺に携帯を向けた。
↓↓おまけエロ(笑)↓↓
歯磨きをしてリビングに戻ってきたらソファーに座ったアズマ君が手招きした。
「薬塗るからパンツ脱いで尻出して。」
「は?」
座ったアズマ君の向かいに立って見下ろした。アズマ君の手にはキズ薬。
「え、大丈夫だよ……切れてないし!」
多分。
「じゃあ確認するから。」
……恥ずかしいからヤダってば。
「じ、自分で塗るから。」
「ちゃんと塗れるのか?じゃぁ見ててやるから。」
………その、真面目ぶった顔が余計に嫌だ……。
「早く。時間無いから。」
「………もう〜……、」
俺は嫌々ハーフパンツに手を掛けたら、アズマ君が腰を掴んで後ろ向きにした。
「見えるようにテーブルに手、付いて。」
そう言って薬を俺に渡してきた。続けて「自分で塗るんだろ?」って聞いた。
アズマ君の目の前でズボンを下げる事もできず、とうとう俺は降参した。
「アズマ君が……して。」
ズボンとパンツを下げられて、右足をズボンから抜いたら膝をテーブルに上げさせられて両手をテーブルに付いた。
ソファーに座ったままのアズマ君が両手で俺の尻を開くように掴んだ。
「あ〜、ちょっと赤くなってんな。」
そう言って親指でつついてた。その指が簡単に中に入ってきた。
「あっ、」
「中、熱いな。大分腫れてる。薬塗るからな?」
恥ずかしいのを我慢して頷いた。
「てゆうか、ローションが残ってんなぁ、塗れるかな。」
昨日アズマ君家に着いたのは深夜だった。つい何時間か前までそこにはアズマ君が入ってたんだ。何度も足されたローションが中に残ってるのはしょうがないじゃん。
指に薬をつけて外側と中に塗りこんでいくアズマ君をテーブルに付いた手と開かされた脚の間から見たら、ソファーに座ってるアズマ君と目が合った。
「……もう、いい?」
そう聞いた声が震えた。
「ちょっと弄っただけで柔らかくなったぞ。」
そう言って薬を塗ってた指が奥まで入ってきた。
「や、やだ……!」
「痛いトコ無いか調べてるんだけど。」
嘘だ、笑ってるじゃん。
「いや、止め……あん!」
「痛いのか?あ、違うか、こんなんなってるし。」
そう言って意思を持ち始めた俺を撫でた。
「信じらんねぇ……、」
俺がそう言ったら、アズマ君は
「本当に薬塗るだけのつもりだったのにお前が興奮するからだよ。」
俺のせいかよ。
「こうゆうの何て言うか知ってるか?」
中に入れた指と撫でてる手を動かしながら立ち上がったアズマ君は震える俺の耳元に言った。
「羞恥プレイ。」
仕事場に行く前に家に寄る時間が無くなってしまい、皆と合流する前に、アズマ君が移動途中にあった店で服を買ってくれた。
.
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!