新月を追って
5
それがこの前の話。その一件以来、外村のGOサインが出ないと中西とはヤれない。欲求不満にもなるってもんだ
「もうあれから…二週間くらい経ってるぜ?」
斉藤は1,2と指折り数えると、また憂鬱そうにため息を吐き出した
「もうそんななった?」
他人事のように言いながらパラパラとページを捲る奥野
「なったよ!っーか話聞いてんのかよぉ」
拗ねるように言いながらジャンプを取り上げようと手を伸ばす斉藤。奥野は避けるように反対側に
身体を傾け
「聞いてる聞いてる」
とりあえず視線だけ斉藤に向けた
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