新月を追って
10
「な、なに…」
突然のことに呆然としている敦志の首からネクタイを取ると松島は手錠で繋がれた手を敦志の頭上に持ってきて手錠の鎖の部分とフェンスにネクタイを通して硬く結んでしまった。
―――ガシャッガシャッ
不安にかられて手を動かしても背中のフェンスがむなしい音をたてるだけ
「そんな顔しないで、気持ちよくしてあげるだけだから」
クスクス笑いながら松島は既に外気に晒されている敦志の突起に唇を落とし舌で軽く撫でる。ざらついた柔らかい舌の感触に思わずビクッとする敦志
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