新月を追って
10
従う他にはない、敦志は複雑な表情をしてそれから無言で四つん這いになり尻を高く突き出して待つ。笹山に貫かれるのを
「うぁあっ…」
上がりそうになる悲鳴を制服の袖に口を押し付けて耐える。くぐもった悲鳴とメリメリと身体が下から、半分にされるのではないかというほどの痛み。ただそれだけしかなかった
「ぅっぅっぅ…」
笹山が腰を振るたびに漏れるのはくぐもった苦しそうな声だけ。自分の快楽しか追い求めない笹山にガクガクと人形のように後ろから揺さぶられ続ける。
やがて
「出すぞっ」
と一声あって笹山は敦志の中に精液を放った。一人気持ちよくなった笹山はさっさと自身をしまいこみジッパーを上げベンチで見物を決め込んだ
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