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新月を追って

「なんだよお前等ヤる気ねぇな」
「いや、だって男っすよ?」
「バカ、男だから良いんだろうが」
「自分だってこの前ヤッたくせにぃ」
「そんなやなら見てれば?」
「まぁいい…中西、来い」

 三人に散々言われ、うなだれる斉藤を尻目に笹山が敦志を呼んだ。再び、来いって!と苛立った口調で言われ敦志はおずおずと笹山の前まで行くと、これで良いか?と言いたげに笹山を見上げる

「よし、跪け」

 満足げに頷き、笹山はその場に跪くように指示した。
そこはコンクリートの床、部員たちがグラウンドの土のついたままのスパイクで行き来するものだから砂で汚れている。そのような場所に跪くことは無意識に躊躇してしまい、敦志は棒立ちになったまま薄汚れたコンクリートを見つめていた

「耳ついてんのか?跪けって言ってんだよっ」

 肩に手を置かれたかと思うと下へと強い力で押され耐えきれずに敦志は膝をつく。不安げな瞳で笹山を見上げると、笹山はたまんねぇなと呟きつつベルトをゆるめジッパーを下ろしていく。目の前に現れた醜悪なそれに敦志は驚いたように目を見開いた

「お前、フェラ出来んだろ?しろ」

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あきゅろす。
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