新月を追って
10
「手濡らしやがって…」
「まぁまぁ…それで慣らせばいいじゃん」
「慣らすって?」
「ケツ穴」
「あー…なるほどな」
笹山が手についた精液を指で拭い、後ろの窄まりに指を突っ込んだ
敦志は驚きびくっと身体を震わせた
「痛っ…なに?やめて、くださっ…」
逃げようと上の方にずり上がろうとするのだが奥野たちに抑えられているので大して逃げることは出来なかった。それどころか笹山の片手に足を押し広げられ、自由になるのは足一本のみ。その足を閉じようと試みた
敦志にはそれが意味があるのか、無駄なあがきなのか判断することは出来なかった
「いっ…痛…やだ、抜いてっ」
何も受け入れたことの無いそこは異物の進入に悲鳴をあげ、敦志はただひたすら何かから逃れようとするように首を横に振り懇願する
しかし
「我慢しろ、今に良くなる」
その願いが受け入れられることはなかった。
気休めを信じたいような気分にさえなっていたが一向に笹山が言う様に良くはならず、もう指が何本入っているのかわからなかった
敦志に分かるのはただ、苦痛のみ
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