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新月を追って

「いいんだぜ?ここでヤっても…なんなら玄関開けたままヤってやろうか、直哉、驚くだろうなぁ」

 外村の言葉に驚き恐れるような目で外村を見る敦志。何かを言いたげに微かに唇を開いたが声も出せずにギュッと真一文字に口を結ぶ、心と反することを受け入れなければならない。その痛みに耐えるような敦志の表情に外村は勝ち誇ったような満足げな目を向けていた

「部屋は?」
「…二階……階段上がって…すぐ」

 苦いものでも吐き出すように途切れ途切れ呟くと呟いた瞬間手首を掴まれグイッと引っ張られて階段を上り始める。
一段一段、あの屈辱へと近づいていく

 階段上がってすぐにある自室に連れ込まれるとすぐにベッドに突き飛ばされた。柔らかいとは言え衝撃を感じ、ギュッと目を瞑るとベッドが軋む音がする。
敦志は我に返るとすぐに起き上がろうと身体を動かしたのだが背中を外村に押さえつけられ叶わない。
 すぐにパジャマのズボンが下着ごとずり下ろされた。見えないが外気の寒さに身震いする敦志。いつものように冷たいなにかをそこに塗り付けられた。恐らくチューブに入った潤滑油のようなものを塗られたと悟る

「時間ないからコレ銜えておけ」

 その言葉に肩越しに振り返ると外村は小振りではあるものの男根を模したものを手にしていた

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あきゅろす。
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