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片恋(のようで。)
にぺじめ。
ズルズルとひきこまれ結局三人で弁当を食べるあたし。


「恋華のそれ美味しそうだな〜いいなぁ〜」

恋華のカレシ(顔は微妙)の涼が恋華の弁当の唐揚げを
みながら言う。

「だめーっ!!これはあげないよぉっ!!!」
っと弁当を持ち上げて恋華が言う。

「じゃぁ恋華を食べたいなぁー」

そういって恋華を後ろから抱きしめる涼。

「///なっにいってんのぉっ!////」

恋華は頬を赤くそめながら必死に振り払おうとする。が涼がさらに強く抱きしめる。


あーぁ
なんだこのバカップル…

なんて思いながらしらけた目でみているあたし。
でも少し恋華が、うらやましかった。
カレシがいて。
ちゃんと
女の子扱いされてて。

あたしなんてカレシなんて出来たことないし、男子からは「お前は女じゃねー」とか言われてるし。
そう考えてへこんでいると
「なぁー流希ーお前さぁ はやくカレシ作れよなー」
「中3でカレシいないとかそうとう悲しいぜ?」

涼がへっと馬鹿にしたように笑いながら話し掛けてきた。

「そぉだよーカレシつくりなよぉ」

つづいて恋華もいう。

「お前マジで雲雀恭弥はムリだからっ!!」
「あきらめて違うオトコ好きになれよー」

「Σっ!!なんでムリって最初から決め付けんだよっ!!」
あたしは反論する。

「でもーあの雲雀さんだよぉ〜?」

Σ恋華までそんな事いうのかっ!!


雲雀恭弥。
並中風紀委員長にして
不良の頂点にたつ男。
群れを嫌い、群れる者は
仕込みトンファーで
めったうちにする。
それが
雲雀恭弥。
あたしの好きな人。


「ヒバリさん群れんの嫌いだし、それ以前に流希の存在すら知らないかもよぉ…」」

「Σなっ…今の恋華の言葉にあたしは傷ついたしっ!!」

存在すら知らない…か…
そんな事自分が一番
わかってるよ…
たぶん一生叶わない恋だって事も…。
Σあぁっ
今自分で考えて
自分で傷ついたしっ!!
はぁ…と恋華や涼に聞こえないように小さくため息を吐くと、

「ねぇそこの君。」

後ろから美しく声が響いた。

へ…?

この声

「ひば…り?」

あたしはゆっくり振りかえった








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あきゅろす。
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