[携帯モード] [URL送信]

ひらひらの小説
スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION Episode-4 出会い

スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION Episode-4 出会い

仮面ライダーイヴこと零次の訓練が始まって一週間が経った。
今は訓練に付き合ってくれているスバルとランニングをしている。

「なぁ、スバル。 俺の訓練に付き合ってくれるのはありがたいんだけどよ・・・ 仕事とかいいのかよ」
「うん、大丈夫。 あたしの部隊はそんなに出動する機会ないし、仕事も交代制だしね。 それに、八神部隊長が六課をまた作ってくれたから」

零次はスバルの言葉にちょっとした疑問を抱いてしまう。
スバルが所属しているのは機動六課という組織だとばかり思っていたからだ。

「スバルってどんな仕事してるんだ。 ちょっと気になってさ」
「あたしは特別救助隊っていうところで働いてるよ。 レスキューの仕事をしてるんだ」

スバルの誇らしげな表情に零次はドキッとしてしまった。
それと同時に自分よりも大人なスバルにちょっとした尊敬の念が生まれたのを感じた。

「スバルはすげえな。 俺なんて将来のことも今のことも何も考えられない」
「あたしには今の零次に答えてあげられるほど頭よくないけど・・・ 零次は零次らしくしてればいいんじゃないかな」
「だよな。 ありがとな、スバル。 ほら、さっさと行くぞ」

零次が急に走り出すとスバルも慌ててついていく。

しばらく走っていると河原に着いた。
そこでは、一人の少女がシャドーボクシングのように身体を動かしている。

「彩〜!! 朝から元気だな〜!!」
「零次も朝から元気だね〜!! こっちに来て話そうよ!!」

零次と親しげに話している少女を見て、スバルは首を傾げる。

「あっ、スバルは彩とは初めて会うんだよな? こいつは美島彩。 この辺でストリートファイトをしてる格闘娘だ」
「その紹介はないよ、零次。 えっと、スバルちゃんだよね」
「うん。 彩ちゃんだよね? 零次とは知り合いなんだ」

スバルの言葉に彩は思い出すように話し始めた。

「ボクが零次と出会ったのは1年程前なんだ。 あの時ね、ボクが夕方の練習をしてるとね・・・」


1年前、彩が河原で格闘技の自主練習をしているところにがらの悪そうな奴らがからんでいたのを見た俺は彩を助けるつもりでちょうど持っていたサッカーボールをそいつらの一人の頭に向けて蹴りつけた。

「痛って〜な!! 何すんだよ!! ガキがかっこつけてんじゃねぇぞ!!」
「うっせぇーんだよ、ば〜か!! 女一人に男三人なんてだせぇんだよ!!」

俺としてかっこよく彩を助けたつもりだったが不良のターゲットが俺に移ったことには気づいていなかった。

「てめぇ、ぼこぼこにされてぇのか!? 俺らはストリートファイトじゃ有名なんだぜ・・・」
「ストリートファイト? ゲームじゃないんだからそういうのは卒業しようぜ」

俺との会話に意識が行っていた男達のボディに彩が肘や拳を叩き込んでいった。
すると、男達が地面に倒れ込んだ。
しかも、意識がなくなってる・・・

「お前ってすげぇんだな。 何かの縁だし、名前教えてくれよ?」
「いいよ。 でも、君の名前も教えてくれる?」

彩の言葉に俺は自己紹介をする。

「俺は沢井零次だ。 住んでんのは東京で、今日は近くの高校に練習試合に来てたんだけど、迷っちまってな・・・」
「あははは。 ボクは美島彩だよ。 ボクはこの辺でストリートファイトをしてるんだ。 今度は零次のいる東京に行ってみようかな」

俺と彩は笑いながら話していた。


「そんな感じでボクと零次は会ったんだよ」
「あはは・・・ けど、零次っていい人だよね。 彩ちゃんを助けようとするんだから」

零次はスバルと彩の言葉に照れたように頭をかいた。

「別にいいだろ・・・ あの時は彩があんなに強いなんて知らなかったんだしよ。 なぁ、彩・・・ 俺に戦い方を教えてくれ・・・」
「それはボクをからかってるの・・・ だったら、怒るよ・・・」

零次の言った言葉に彩の雰囲気が変わったのを見たスバルはおろおろしてしまう。
しかし、そこへサイクロプスβ01、ガルノーが現れてしまった。

「イヴ! 女とお楽しみのところで悪いが死んでもらうぞ!!」
「零次、あれ何なの? ボクにも分かるように説明してよ」

彩の呟きにも似た言葉を聞いた零次は答えるように静かに変身した。

「これが今の俺だ。 俺はもう普通の人間じゃない」
「そういうこった。 関係ねぇガキは退いてな」

ガルノーはイヴに向かって突進していく。
イヴはガルノーの突進を受け止めるのではなく、飛び越すことでいなした。
そして、ガルノーの顔面に素人臭さを丸出しにしたような後ろ回し蹴りを打ち込んでいく。

「スバルちゃん。 何か逃げる方法はあるかな?」
「どうして!? 零次、戦えてるよ!!」

スバルは彩の言葉に反論していく。
しかし、彩は落ち着いてスバルの言葉に意見を返していく。

「零次が仮面ライダーになったのは分かったよ。 けど、戦い方が素人すぎるよ。キックのスピードも全然ないし・・・ あれじゃ、効かないよ・・・」
「それじゃあ、零次が勝てる見込みないの・・・」

スバルは不安そうに彩を見る。

「ねぇ、スバルちゃんはどんなことができるの!? ボクは気を使うことができるけど・・・」
「あたしは魔法が使えるけど打撃系だし・・・ どうしよう?」

彩はスバルの言葉を聞いて、プランを提示する。

「じゃあ、ボクがラウズウェイブで視界を塞ぐからスバルちゃんは零次を撤退させて!!」
「分かったよ、彩ちゃん!! お願いね!!」

スバルの言葉を聞いた彩は身体の中にある気を練り上げて、ラウズウェイブを発動させる。
スバルは地面にリボルバーナックルを叩きつけ、ウィングロードを発動させていく。
そして、イヴのいる場所まで行くとイヴの手を掴み、勢いよく逃げていく。
彩は二人を確認してからスバルの肩に捕まって逃げる。

「彩! 何で逃げてんだよ!! あいつを倒すのが俺の役目だろ!!」
「今の零次じゃ勝てないよ。 それに、零次が勝たなきゃいけないのは零次を改造した奴らでしょ・・・」

彩の言葉に零次は冷静さを取り戻した。

「スバル。 とりあえず、どこか隠れられそうな場所に逃げてくれ・・・」
「分かったよ・・・」

スバル達は近くの路地裏に逃げた。
零次は少し落ち込んでいるようだ。

「零次、ボクのさっきの言葉への答えは決まったよ。 ボクも零次に喧嘩の仕方を教えるよ。
 けど、必ず生き残るって約束して・・・」
「あぁ、分かったよ。 それに、俺だって死ぬつもりはねぇよ。 けど、逃げられないのも事実だ」

零次の言葉に彩は頷きながら否定はしなかった。

「じゃあ、彩。 俺達は帰るけど東京に来る時は俺に連絡しろよ。
 迎えに行ってやるからさ」
「うん、期待しているよ。 スバルちゃん、今度会ったら勝負しようね」
「うん、約束するよ。 でも、負けないよ」

零次達は駅の広場で別れの挨拶を交わしていた。
スバル達は早速意気投合したようで再会の約束を交わしていた。

トライバル・エンドはある男と会っていた。
その男の名は古賀修造。
彼は世界的複合企業集合体、『WAC』のオーナーである。
『WAC』は表向きは最新技術を応用して社会に貢献している。
しかし、裏社会では軍事兵器を造り、世界中のテロ組織や軍隊に売りさばいているのである。

「古賀修造さん・・・ わたし達、ダーククライムはあなた方、『WAC』にサイプロクスの製造を任せたいのです・・・ いかがでしょう・・・」
「俺達の組織にメリットはあるのか。 もし、ないならお引き取り願おうか」

修造の言葉にトライバル・エンドはわざとらしい動作で修造を止めた。

「あなた方のメリットはサイプロクスによる利益と独占開発権を譲ることを約束しましょう・・・」
「なら、サイプロクスの詳細なデータをもらえるとありがたいが・・・ それは利用価値はあるのか」

修造の問いかけにトライバル・エンドは別の空間から書類を取り出した。

「では、この書類を読んでみてください・・・ きっと、わたし達の発明を理解いただけるはずですよ・・・」

修造は書類に目をとおし、データを見ていく。

「サイプロクスシリーズか。 現代兵器の大半に耐えきり、任務ごとに用途を変える。 破壊するには核爆弾を使用しなければならない個体もあるのか。 面白い製品だな」


修造はトライバル・エンドに書類を返すと、12人の部下を呼びつけた。

「我々、『WAC』の新しい商品が決まった。 
 ダーククライムという組織が持ってきたサイクロプスシリーズだ」
「オーナー、それは一体どういうものなのです?」
「そうですよ、オーナー・・・ サイクロプスは空想上の怪物ですよ。 どうやって、作るのですか・・・」

彼らは『WAC』の理事達である。
なので、わけのわからない商品を認めるわけにはいかないのである。

「サイクロプスとは過去に出現した怪獣や怪人、宇宙人達の遺伝子を組み合わせて加工した劣化コピーだから俺達にも造り出せるだらうから造る。 
 この考えに何か意見があるものはあるか・・・」
「オーナー、その遺伝子に問題はないのですか。 私達の企業を崩壊させることはできないのですよ」
「なら、実験してみようじゃないか・・・ それで、半数以上の賛成意見が得られれば商品として売る。
 これでいいだろう」

修造の提案を了承した理事達は次々に会議室を後にしていく。

零次達が彩と出会ってからまた一週間が経った。
今では零次は自分の力をある程度もてあますことなく使いこなせるようになってきた。
今は神敬介こと仮面ライダーXとの特訓に励んでいる。

「行くぞ、零次!!」
「あぁ、来い!!」

仮面ライダーXはライドルスティックを取り出すとイヴに打ちかかった。
仮面ライダーXのライドルスティックを使った棒術はイヴの動きに微妙な戸惑いを生み出させてしまう。
さらに、ライドルスティックでイヴを殴った後にキックをイヴの腹に入れていく。

「どうした!! こんなものなのか!?」
「まだまだぁ!!」

イヴもミドルキックの要領で仮面ライダーXに反撃していくがライドルスティックに防がれてしまう。
しかし、諦めずにパンチを打ち込んでいく。
一発のパンチが仮面ライダーXのライドルスティックを抜いて当たった。

「ぐうっ・・・ やるな! そろそろレベルを上げていくぞ!!」
 
イヴと仮面ライダーXの特訓が終わり、二人は変身を解いてクールダウンをしている。

「零次、まだまだ攻撃のタイミングや構成が甘いぞ。 もっと経験を積まないとな・・・」
「ありがとうございました、敬介さん。 俺もまだまだだなぁ・・・」

零次の呟きに敬介は笑いながら答えていく。

「いやいや、格闘技を再び始めてから一週間や二週間でここまで感覚を取り戻したんだからさすがだよ。 なぁ、先生方」

敬介は零次の指導に当たっているギンガ達の方へ向きながら尋ねた。
ギンガ達は集まった零次に対する評価を相談していた。

「みんな、どう思う? 合格? 不合格?」
「そうですね・・・ 明日菜さんが見たところではどうなんですか?」

今の零次はガイアセイバーズの女性陣に戦い方を学んでいる。
その中に、明日菜こと神楽坂明日菜と刹那こと桜崎刹那もいる。

アイキャッチA(仮面ライダーXと仮面ライダーイヴのライダーキック対決)アイキャッチB(ガイアセイバーズ隊員専用トレーニングウェアを着た明日菜と刹那)

彼女達はNGO団体『白き翼』に所属していて人を影から襲う妖魔達を倒していたりする。

「あたしとしてはまだまだね。 ただの喧嘩でもまだあたしの方が強いわよ。 動きが素人すぎるのよ」
「そうですね。 もう少し、攻撃の打ち方をコンパクトにするといいですよ。 皆さんはどう思いますか?」

刹那の問いかけにギンガ達はまた問題点を述べていく。

ダーククライムの本拠地、ダークホライズンではある話題が持ちあがっていた。

「トライバル・エンドよ・・・ シャドームーン様を甦らせるとは本当なのか?」
「その通りですよ、大神官ダロム様・・・ しかし、あなた方と違う方法でしかシャドームーン様を復活させることができないのです・・・」

トライバル・エンドの言葉にダロムを含む、幹部達の視線が集まる。

「そう・・・ まずは、シャドームーン様の遺体を見つけなければならない・・・ そこへ、シャドームーン様の魂を結びつけなければならないのです・・・」
「では、我らがシャドームーン様の遺体を探そうではないか・・・」

そう言うと幹部達は姿を消した。

零次達の学校でも異変が起こりつつあった。
生徒が一人また一人と消えていっているのだ。

「何が起こってるんだ? まるで神隠しだな」
「おい! そこで何をやってる!?」

零次が周りを調べていると誰かが声をかけてきた。

「あんた、何者だ? ただの高校生ってわけじゃないみたいだな??」
「気づいてたのか。 俺は村中聡だ。 お前は誰だ?」

聡の言葉に零次は少し考えてから答えた。

「えっと・・・ 俺は沢井零次。 普通の高校生だ」
「俺はちょっと違った高校生だ・・・ ちょっと調べ物をしてただけだ・・・」

聡は何かを隠しているようだ。
そうしている内に、悲鳴が聞こえてきた。

「聡! さっさと行くぞ!!」
「聡さんだろ!! 年上だぞ!!」

零次と聡が悲鳴のあった場所に向かうとそこにいたのはガルノーだった。

「てめぇ・・・ 何でこんな真似しやがった!!」
「貴様を確実に殺すための人質だ。 さぁ、お前のストーン・イヴを寄越せ!!」

零次はガルノーの言葉に周りを見て、少し躊躇っていた。
他の生徒が体育館の天井から吊られていたのだ。

「そいつらを放せ!! 関係ねぇだろ!!」
「零次、あいつがサイクロプスか・・・ 厄介そうだな・・・」

零次と聡は天井から吊られた生徒達を見ながら様子を伺う。

「さっさとしろよ。 全員殺すぞ。」
「分かった・・・ 少し待っててくれ・・・」

零次はそう言うと舞台裏に向かった。
ガルノーは左腕から出した大きな針で零次のいる辺りを何度も刺した。
そして、さらにそこへ右腕から出したバズーカ砲で砲撃した。

「やったか・・・ 後は奴の死体からストーン・イヴを引きずり出してやる・・・」

ガルノーが近づいていくとそこには零次の姿はなかった。

「こっちだ!! 俺はここにいるぞ!!」

体育館のステージの上には仮面ライダーイヴがいた。
その姿は眩しいくらいの白銀だ。
ガルノーはイヴに向けて機関銃を撃っていく。
しかし、イヴはそれを両腕で弾いていく。

「ば、馬鹿な・・・ それにその姿は何なんだ!!」
「俺にも分からんさ。 だが、力が沸いてくるんだ! 俺はお前達のような悪の使者から平和を守れるんだ!!」

イヴの言葉にガルノーはさらに機関銃を乱射するがイヴにはまったく効き目がなくなっている。
イヴはガルノーを掴み、投げ飛ばしてしまう。

「君、早く天井の縄をほどいてやってくれ。 皆を降ろさないと・・・」
「ごまかさなくていいさ、ライダー。 聡って呼んでくれ」

聡はイヴの正体を理解したようだ。
二人は天井に吊られた生徒達を助けていく。
生徒を助け終えるとイヴはガルノーを投げ飛ばした場所に向かう。

ガルノーはイヴに投げ飛ばされて中庭の辺りにいた。 

「くそ・・・ 何なんだ・・・ あの力は・・・」

ガルノーがぼやいていると一人の男が現れた。

「お前にはもう何も期待はしない。 あの世へ行くといい」
「何だと!! ぶち殺されてぇか!!」

ガルノーが叫ぶと男は自分の名を名乗った。

「俺は古賀修造。 デスライダーだ」

修造の言葉とともに修造の腰に銀色のベルトが現れた。

「変身!!」

修造はデスライダーに変身するとゆっくりとガルノーに近づいていく。

「なめんなぁ!!」

ガルノーは全身の武器を乱射していくがデスライダーの身体の周りにまとっているバリアのようなもので逸らされたり弾かれてしまっている。

「消えろ・・・」

デスライダーは一気にガルノーに近づくと右手でガルノーの顔を掴んでいく。
そして、そこからサイコキノエネルギーを注ぎ込んでいく。
そう、デスライダーは『WAC』がいずれ自分達の障害になるであろうガイアセイバーズを相手にするために作った擬似仮面ライダーなのである。

「ぐあああああああああ・・・・」

サイコキノエネルギーを浴びせられたガルノーの身体に亀裂が走っていく。
そして、ガルノーが消滅した。
そこへ、イヴがやってきた。

「お前は誰なんだ・・・ 見たところ、ガイアセイバーズのメンバーって感じもしないしな・・・」
「俺は『WAC』所属のデスライダーだ。 貴様を倒すのはまた今度に取っておくとしよう」

そう言うと、デスライダーは静かに消えた。
イヴは変身を解くと体育館に戻った。

イヴが初勝利を納めてから一週間、ガイアセイバーズメンバーからの特訓は厳しくなり、体力作りと称してアサルトフォースの訓練にも参加させられている。
そして、それから少ししてようやく休みがもらえたのだ。
零次とスバル、ティアナは東京に遊びに来た彩や彩の親友の三木原珠音と一之瀬由芽を連れて、東京で有名なストリートファイトの穴場にいた。

「それにしても、スバルから初めて聞いた時は全然信じられなかったけど彩ってめちゃくちゃ強いのね」
「そうよ。 アーヤはめちゃくちゃ強いのよ」

今、ティアナと珠音が話しているのは先程行われた彩の試合で開始から30秒という速さで相手を完全に打ちのめしたことについてだ。

「そんなことないよ。 ボクはまだまだだよ」
「彩ちゃん、次も頑張ってくださいね」

由芽が彩と話していると彩の前に一人の少女がやってきた。
黒いロングの髪に白いTシャツとジーパンにスニーカー・・・
ここまでなら、普通の女の子の格好だがその手には青色のオープンフィンガーグローブが嵌められていた。

「美島彩と彩坂梨杏の試合を始める」

零次は立会人の言った名前に驚いてしまった。
彩坂梨杏は零次の幼なじみで幼い頃に一緒に空手をやっていた仲だ。

「よろしくね、彩ちゃん」
「うん、梨杏ちゃん。 でも、ボクも負けないからね」

梨杏と彩はしっかりと握手を交わしてから距離を置き、お互いの得意とする構えを取った。。

「Ready Fights!!」

立会人の掛け声に彩と梨杏が一気に距離を詰めていく。

いよいよ、二人の試合が始まった。

次回 スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION Episode-5 彩坂梨杏 プロデビュー!!(前編)

彩坂梨杏はプロのライセンスを取ったにも関わらず何故ストリートファイトで闘っているのか。
そして、彩との勝負の行方は・・・
梨杏とまどかとの過去とは一体!?

彩坂梨杏、君の想いを見せてくれ!!

ぶっぎるぜ!!

[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!