色とりどりの光と影
6 黄瀬side
「…あっ、」
自室から光が漏れている意味が
分かった途端、体が軽くなった気がして
俺は走り出した。
エレベーターよりも階段の方が早い。
先ほどまで、疲れたといって
ダラダラ歩いていたのに。
ガシャガシャガシャガシャ!!!
コンビニの袋の音も早くなる。
ーーーガチャ!
「センパイ!!!」
「やっと帰って来たか。
おかえり。お疲れ様。」
扉の向こうには
爽やかに笑うセンパイがいた。
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