色とりどりの光と影
4 黄瀬side
森山センパイには悪いけど
最後の文なんて頭に入ってこなかった。
「笠松センパイが絶不調…?」
いや、センパイだって人間だから
スリーをハズすことぐらいある。
パスミスをすることもある。
でもそれはいつも
風邪なのに無理して練習に来ただとか
そんな理由があるときだから
俺は心配になって俺は急いで電話をかけた。
「…あ、もしもしセンパイ?!
大丈夫ッスか?!!」
「あ?何だよ、唐突に?」
「え、センパイ風邪引いたんじゃないんスか?」
「何でオレが風邪引かなきゃ何ねぇんだよ?それよりお前仕事はどうしたんだよ?」
「仕事はさっき終わったッス。
そしたら森山センパイからメールで
センパイが絶不調だったって聞いたんス!」
「…あいつ…明日シバく。
お前はとりあえず、東京の家帰れ。
オレは大丈夫だから。じゃーな。」
「え、ちょ、センパイ?!!」
プーッ、プーッ、
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