色とりどりの光と影
2 笠松side
「よしっ!一旦休憩!
ちゃんと水分とっとけよ!」
今日は黄瀬が仕事で休みだ。
キャンキャン騒がしい奴だから
いなくなると何だか周りが静かで
物足りないさを感じる。
「黄瀬が休みだなんて…」
「何だ、森山。寂しいのか?」
「…練習に女の子が!いない!」
「…お前はそういう奴だったな。」
キャーキャー騒がしいギャラリーもいない。
何だか一年前に戻ったみたいだ。
黄瀬が入ってくる前の練習に戻ったと思えば
そんなもんなのに。
ビーーッ!!
セットしておいたタイマーが鳴る。
「よし、練習再開すっぞ!!」
寂しいだなんて、
オレも弱くなったもんだ。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!