[携帯モード] [URL送信]

色とりどりの光と影
6 氷室side

「室ちーん、決まった?」
「…アツシ、それぜんぶ買うのか。」
「うん♪」

いつも以上のお菓子の量に
俺ですら驚きを隠せない。

「いらっしゃいませ。
10円が…えっと、1、2、3……40点、
105円が…10点、…∞」

店員さんも数えるのが大変そうだ。
俺たちの後ろには長蛇の列ができていた。

「はぁ、えっと、お会計は合計8725円になります。」
「ん、」
「1175円のお釣りになります、ありがとうございましたー。」

何だか店員がグッと疲れているように見えるのは気のせいではないだろう。

「150円が1点、ありがとうございましたー。」

また、俺のお会計がとても短く感じられたのも気のせいではないだろう。



[*前へ][次へ#]

7/20ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!