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Trick or treat!(佐+政)
「だーてーちゃん♪おはよー!」
「………朝からお前はテンション高ぇんだよ」
満面の笑みで近づいてきた佐助に、溜め息を返す政宗。
「今日も伊達ちゃんに会えて嬉しいんだよ」
「毎日顔を突き合わせてるのに、よく飽きないセリフ吐くな」
「飽きるわけないじゃーん!こんなに大好きなんだもん♪」
「ッ……………恥ずかしい奴」
眩しい位に真っ直ぐな愛の言葉は、さすがの政宗もむずかゆい気恥ずかしさを感じた。
「………で、アホ面がいつもに増して緩んでんのは何だ?」
「え?分かるー?」
お前の笑顔は嘘臭い、と政宗に罵られる佐助の笑顔に、若干の違和感があったのだ。
「んーっと………教室で渡そうと思ってたけど………」
「?」
カバンの中をガサガサ………
「はい、あげる」
「………何だ?」
差し出されたのは小さなラッピングがされた食べ物のようだ。
「かぼちゃのパウンドケーキだよ」
「は?」
「今日はハロウィンだからお菓子作ってきたの」
呆気に取られてしまうが、目の前の男が鼻歌混じりでお菓子作りをする姿が容易に出来て口元が緩む。
「ククッ………ホントにお前ってイベント好きってか、マメだよな」
「うん♪」
「けどよ…………」
「ん?………うわッ」
突然ネクタイをグイッと引っ張られてよろめく。
「Trick or treat………菓子をもらっちまったけど、イタズラしなくて良かったのか?」
「ッ──────」
少し背の高い佐助の耳元に囁く甘い言葉。
「伊達……ちゃ……ん」
誘うような不敵な笑みは佐助の股間直撃。
勿論、1現目に政宗と佐助の姿は教室にはなかった…………
×××××××××××××××
突発的に書いたハロウィンネタ。
甘いお菓子より、甘い甘い政宗と佐助
ホントはダテサナ、幸佐、親佐、幸慶バージョンもあったけれど間に合わないなでお蔵入り。
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