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今日は何の日(R親×佐)


















ピンポンピンポンピンポーン…………



「…………っるせ………」



連続で鳴らされる玄関のチャイムに安眠を妨害された元親は、
不機嫌極まりない低音ボイスで唸った。



「ちーかーちゃーん!いつまで寝てるのー!もうお昼になっちゃうよー!」



元親とは正反対の元気な声の主は、合鍵を使って部屋に入り、そのまま一直線で寝室のカーテンを開けた。



「鍵あんだからチャイム鳴らすなよ……………」

「ほらー!超いい天気だよ♪」

「………佐助…………殺す……」



眠い・眩しい・ウザイ………
といった感じで殺意が芽生える元親だった。



「ねー、チカちゃん!せっかくの休みなんだしどっか行こうよ」

「俺はせっかくの休みなんだから寝てぇんだよ………」



布団を頭まで被って寝返りを打った。



「えー………ご飯食べに行くだけでもいいからさぁ……俺、昼間チカちゃんと出掛けたい………」

「…………」



声のトーンが暗くなった佐助に、元親は覚醒してきた頭で言葉を探した。



「…………ったく…………さっさと帰ってきて昼寝させろよ」

「いいよ♪」



顔を向けると、嬉しそうにニッコリ笑うオレンジ頭の佐助が、寝起きだからなのか?元親には輝いて見えた。



(……………悪くねぇな………)



一瞬でも愛しいとさえ思ってしまった元親は、頭を掻きながら起き上がった。



「そーいえば、今日って体育の日なんだよねー」



何のための日だよ?
最近運動してないなー
などと佐助は独り言のようにブツブツ言っている間に元親は顔を洗って、ジーンズにシャツを羽織ったラフな格好に着替えた。



「何にしても、祝日はいいよね♪」

「…………騒がしくなけりゃな」

「俺は男の子だから元気なんだよ」

「……………」



スニーカーを履こうと前屈みになった佐助の胸元が覗いて、元親は口端をニィっと上げた。



「それじゃ出発ー………ッ!?」



ドアノブに手を掛けると同時に後ろから伸びてきた手が鍵を閉めた。



「チカちゃん………?」

「俺も男だから元気なんだよ…………」

「ちょ、チカ、アッ!」

「まだ朝勃ちしてるからよぉ………ついでにヤラせろ」

「ひゃぁ!」



佐助は後ろからドアに押し付けられて、抵抗出来ずにズボンと下着を一気に下ろされた。



「いッ………痛………」

「力抜いてろよ………すぐに入れる………」

「や、やだぁ!いきなりなんか入るわけないじゃん!」



唾液をつけた指先をアナルに擦り、入り口を湿らせるだけで慣らしなどなく、元親は硬く反り返る竿を押し当てる。



「ッ────!!」

「いつも俺のを咥え込んでんだから入らねぇわけねぇだろ?」



メリメリと肉を押し割るように挿入され、佐助は声にならない悲鳴を上げた。



「キツ…………力抜けって」

「無………理………バカチカ!!」



元親は抜き差しを繰り返して少しずつ奥へと腰を進めた。



「今日は体育の日って言ったよなぁ………」

「な…………に………?」

「たまには違った体位で運動するかぁ?」

「冗談…………!」



ニヤリと笑う元親に、佐助は血の気が引いた───────


















「あぁー…………いい汗かいた」

「ハァ………ハァ………」

「腹減ったからさっさと出掛けようぜ?」



玄関口の床に佐助は指一本さえ動かせない位にぐったりと倒れていた。



「お前、軽いから持ち上げたり色々出来ていいけどよ、ちゃんと飯食おうぜ?」

「動け………な……い」

「下の口は俺のチンコ好きでいっぱい食べるのになぁ?」

「……………」



好き勝手散々ヤッておいて、更にオヤジ臭いことを言う元親に言い返す気力さえ振り絞れなかった。



「まぁ、いつまでも股広げて誘ってねぇで、帰ったらまたヤッてやるから支度しろよ」

「……元親…………殺す…………」



部屋に来た時とは立場が逆転し、ケラケラと笑う元親に佐助は殺意が芽生えたのだった…………















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体育の日記念小説(←どこが?

きっと色んな体位でいっぱい攻められたんだよ。
ちょっと甘い2人でした。

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あきゅろす。
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