戦国
殺るかヤラれるか(*幸×政??)











戦場は土煙と鼻の奥にこびりつく血飛沫の臭いでむせ返りそうだ。





その中でも一際派手な闘いを繰り広げているのは…









──紅と蒼───










「伊達政宗ぇぇー!!」

「真田幸村ぁぁー!!」

「参る!!」

「Come on!!」







壮絶な激突を繰り返している。





カキィ─────ン







甲高い金属音と共に弾き飛んだのは朱色の槍…





「ぐぁっ……!!」





吹き飛び幸村は木に背中を打ち付けた。



そして、頬横に刀が突き刺された。




「Hey!俺の勝ちだな……真田幸村よ」




政宗は崩れた幸村を見下ろし、ニィっと笑った。




「…某の負けでござる……首を持って行かれるがよい」




幸村は恐れることなく政宗を見返した。




(あぁ……その真っ直ぐな眼だ……)



政宗は唇を嘗めた。




それは闘いで口が渇いているせいか…


それとも………








「なっ!何を!?」



幸村は首が飛ぶのを覚悟して目を閉じていたので、政宗の突然の行動に反応が遅れた。




「死ぬ覚悟決めたんなら暴れんじゃねぇよ!」

「何をっ!くっ!」



幸村は後ろ手に縛られた。



「どうせ最期なんだ…死ぬ前にイイ事教えてやるよ…」

「こんな…屈辱…!!」



政宗は自由を奪った幸村の鎧や帯を解いた。




「あんただって分かるだろ…戦いってのは血がたぎるのをよぉ…」

「ぬぁっ!?」

「あんたはこうなった熱はどう発散してんだよ?」

「は…破廉恥な!!」




政宗は固くなっている幸村自身を握りしめた。




「貴殿は何を考えておられるのか!?」

「フッ……」



政宗は自分も帯を解いた。


幸村は目の前に自分と同じ男の性器が晒され、赤くもなり、不安で青くもなった。




「破廉恥破廉恥って叫ぶくらいだ…男の悦びも知らないんだろ?」

「なっなっ!?」




政宗は幸村に股がり、嘗めた指を後ろから自身の蕾に当てがった。




「く……」

「何を!?貴殿は何をされておるのだ!?」

「待ってろよ…直ぐには解けねぇんだよ…」




幸村は真っ赤になって「破廉恥な!」と繰り返すばかり。




政宗は指を出し入れして準備を進める。


指を増やせば、クチュッと水音が響く。



そのいやらしい響きに幸村は言葉を失い魅入ってしまった。




「あ………」




政宗は快感に酔ってきて目の縁がほんのり赤く染まってきた。


わざと見せつけるように自身をしごいたり、卑猥な音を立てて幸村の欲を煽った。



「はっ………ぁ………」



眺めているだけだというのに幸村は先走りが零れ、体を小さく震わせていた。




「そ……某………」

「Ah〜?」

「おかしくなってしまったのであろうか……体が…苦しい……!」

「ククッ……今楽にしてやるよ」

「あっ!?なっ!」




政宗は先走りの垂れる幸村を掴み、竿を湿らせるようにしごき……



指が抜けて物足りないと収縮をしている場所に当て、腰を徐々に沈めた。



「ぅ……く……」




ズブズブ…






「ハッ…苦し…政っ…むね…殿」




少し腰を浮かし、また沈める。




幸村の陰毛がふわっと尻に当たった。




「あぁ……付け根まで入ったな……」

「ハァ…ハァ…まっ政宗殿!」

「あんたの…デカくていいぜぇ…」




政宗はまた唇を嘗めた。





「何と卑猥な……!!」

「あぁ〜ん?………癖になるなよ…」

「あっ!アァッ!」





政宗は腰を揺らし幸村を攻め立てた。





ギチッ

ジュプッ




「うぁ!ハァッ……あ!」




響くのは結合部から漏れる肉の擦れる音と水音……




そして二人の荒い息遣いと幸村の喘ぎ声……





「ま…政宗殿…ハァッ…手を……ハァ…解いて下され……某……」


幸村は涙を浮かべながら身を震わせた。




「Ok………」


幸村は体を捻り紐を解いてもらった。




自由になった手で政宗の腕にしがみつき、下唇を噛んで押し寄せる深い快感に耐えていた。






けれど限界が近いのは明らかだ。




「Goodだぜ…幸村ぁ…」




政宗は、中で堅さを増し反り返る肉棒を感じながら腰を振り続けた。





「あっ駄目!政宗殿っ!……んっ!アァーッ!」

「くぁ……ん」





幸村は体を大きく痙攣させた。




ドクドクと吐き出される欲を政宗は最奥で受け止めた。




「あぁ………」




幸村は焦点の合わない潤んだ目をしていた。




「幸村ぁ………」

「……政宗殿………某……こんな……初めてでござる……」

「……Cuteだぜ…幸村…」





政宗はうっとりしている幸村の頬を撫で、唇を合わせた。




「んっ…ま、政宗殿!」





幸村は唇を奪われてたじろぎ、政宗の中にいる自身が堅さを戻してきて余計に焦ってしまった。




「Ah〜……幸村………」




政宗はまだ自分が達していないので、熱っぽい目で幸村を見下ろしていた。




「続きを楽しもうぜ、真田幸村ぁ〜………」

「ま、政宗殿ぉ〜!駄目でござるぅ〜」




幸村は真っ赤になった顔を両手で覆った────











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襲い受けはいかがでしょう?
濡れ場の表現が甘い…(汗)

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