戦国
繋いだ心と体B(*政×佐)












「嘘だろー!?」




佐助は冗談ではなさそうな竜の笑みに体が凍りついた。






「お前を抱くのは初めてだな……」

「ちょっ!」

「Okey……俺は優しくするからそう怯えるな」

「だ、旦那………」





言葉通りに優しい口付けをされて、既に力の入らない佐助だったが抵抗を弱めてしまった。





「俺は優しくねぇみてぇな言い方だな?」

「ククッ………俺はお前みたいな奴とやるのは御免だな」

「はぁっ!?俺はお預けかよ!」

「当たり前だろ?そのために佐助とやったろ?……てめぇはそこで指でも咥えてな」






政宗は元親を言いくるめて喉の奥で笑った。





「さぁ……楽しもうぜ……佐助」

「旦那………」







政宗と体は何度も重ねてきたが、組み敷かれるのは初めてなので

緊張のあまり顔が赤くなり、思わず視線を逸らしてしまった。






その姿は政宗の雄を刺激した。





「ッ………」

「ぅ……ん……ッ」






政宗は自身を擦り硬度を増させながら、佐助の唇を貪った。





「だ……旦那………」




佐助が少し肩を押したので政宗は唇を離した。




「Ah〜?」

「俺様……やっぱり……」



佐助は視線を逸らしたまま歯切れが悪い返事をした。




「佐助………処女みてぇに不安か?」

「ッ……!」




佐助は図星を突かれたように顔を更に赤くさせた。





「だって………」

「安心しな……俺も初夜のように胸が高まってるぜ」

「旦那………」




政宗は佐助の手を握り、優しく微笑んだ。







「ハッ………青いじゃねぇか……」




政宗の煙管を勝手に使う元親は、二人の台詞がくすぐったいのか苦笑いをして紫煙を吐き出した。





「だから……俺は止まらないぜ?」

「う………ん」




小さく頷いたのが合意の合図だった。





「アッ………」




元親の精液で濡れる蕾に政宗は自身を押し当てた。





グチュ





政宗が腰を進めると白濁の液が音を立てて溢れ出てきた。





「アッ………」




佐助は政宗が飲み込まれていく様を薄目を開いて見ていた。





「ククッ………」




政宗は佐助の視線に気付いて笑い声が漏れてしまった。




「そんなに自分に入り込むのが気になるか?」

「だっ……だって……」

「涎垂らしながら俺を咥えてるぜ……締め付け具合は最高だな」

「や、やめてよ!言葉攻めなんて!」

「ククッお前がいつもしてることだろ?」




政宗は勝ち誇るように笑みを浮かべた。




「旦那の悪趣味……」




羞恥のあまり居心地が悪く、佐助は両腕で顔を隠した。




「おら、見ろよ……付け根まで入ったぜ?」

「っ……」





陰嚢に当たる柔らかい政宗の陰毛がくすぐったかった。





「どうだ?」

「……恥ずかしい」

「俺はいいぜ」





政宗は嬉しそうに、そして満たされているように笑っていた。





「おい政宗ぇ……お前、後ろは操を立ててるみてぇだが、そっちはどうなんだよ?」




一人除け者で退屈そうに一服している元親が問い掛けた。





「………出るのは早ぇかもな……」




政宗は横目で元親を見遣った。





「え………」





一瞬問い掛けの答えになってないように思えたが、




挿入の刺激によって達するのが早くなってしまうほど敏感になっている……






つまり─────









「だ……旦那!俺様幸せ!!」

「うぁっ!」






佐助は喜びのあまり政宗にしがみついた。





そう………操を立てたり、久々の男の立場だったり


政宗は情事を佐助としか行っていなかったのだ。






グププッ





「おい……政宗、おめぇも涎垂らしてるぜ?」




佐助にしがみつかれ、自然と下腹部にも力が入ったので、中に吐き出された佐助の精液が押し出されてきた。




「こんな白い尻を振られちゃ、俺は黙ってらんねぇぜ〜?」




尻を突き出すような格好で、露になっている政宗の秘孔に元親の視線は釘付けだった。





「元親ッ」




政宗はそっと尻を撫でられて体を硬直させた。



「安心しろよ……お前の心意気は通してやるよ」



内股を伝う精液を指に取り、そのまま口へ運んだ。




「だがよ……後で代われよ?」




指を舐め上げ、にやりと笑った。




「ククッ……Okey……」




政宗もにやりと笑い返した。




「ちょ、冗談でしょ!?」



佐助は血の気が引いた。





「まずは俺と楽しもうぜ?」

「夜は長ぇなぁ〜」




眼帯の二人は楽しそうに笑みを浮かべていた。






「嘘だろぉ─────」





佐助の悲痛な叫びが静かな闇夜に虚しく響いた………













×××××××××××××××
Bもエロく18禁にしたかったのですがねぇ……

日時が空いてしまったので勢いが止まってしまいました(汗)


初のダテサスだったのでキャラも初々しく青い内容になりました。

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