戦国
口は災いの元(*政+佐)











「アッ……だめ……」

「……るせぇ……んっ……」

「ふ、あっ……」






佐助は口淫で与えられる快楽に身を捩りながら耐えていた。





ジュル……チュパ……




口の動きに合わせて卑猥な音が響き、聴覚からも犯されている感じだった。





(どうして……誰かに口でされるなんてあり得ないのに……何でこうなっちゃったんだろ……)




溶けそうな頭を使って事の成り行きを思い出そうとした………













──────

「竜の旦那〜♪」

「また来たか……」

「何、その憎まれ口……」




まだ日も高い奥州に忍は現れた。



政宗は忍の目立つ行動に思わず苦笑いが漏れた。





「お前……少しは忍んで来いよ」

「竜の旦那にさ……会いたくなったら足が勝手に動いちゃったんだよ」





佐助はそっと政宗を抱き締めた。





「旦那も………俺様が恋しい頃だったんじゃないの?」




背中から腰へと手を滑らせ、首筋に軽く口付けをした。





「ん…………よせ……」





政宗は佐助の胸を押して抵抗をした。




「なぁに?」




表情を読み取ろうと顔を覗き込む佐助を睨み上げた。




「今日はお前の好きにはさせねぇよ……来な」

「……?」





腕の中からするりと抜け出した政宗は、顎で部屋の奥へと促した。





畳まれた布団の前に座るよう指示され、素直に腰を下ろすと肩を押された。




「ふかふか〜……♪」




布団に寄り掛かるような体勢になり、佐助は気持ち良さそうに身を任せた………



が、




「何!?ちょっと旦那!」



佐助は足の間に座り込み、突然自分の装束を脱がそうとする政宗に慌てた。





「Ah〜?いつもお前ばっか好き勝手しやがるからな」

「だからって何を!」




佐助の抵抗虚しく下帯もずらされてまだ柔らかいままの自身が露になった。





「………余裕かませない位に本気にさせてやるよ………」

「えぇ!?ちょ……嘘でしょ!?」

「んっ……」

「あっ!」





政宗は股間に顔を埋め、口に含んだ。




「嘘ッ……だ、旦那!」





口の中で舌で転がされて気が動転したが、体は素直に反応してしまった。




「こんな……あっ……!」

「……ん……でかくなったな……」




政宗は付け根を掴み、勃ち上がった物を見つめた。




(嘘だろ……竜の旦那みたいな自尊心の高い人が……こんな……)




チュパ……





「あっ!」




亀頭を甘噛みされて体が跳ね上がった。





「あっ……だめ……」





政宗は頭を上下に動かして刺激を与えた。





「顔隠すなよ……ちゃんと見せろ……」

「無理……!」




(やらしい!やらし過ぎるよ!そんな上目遣いで見ないでよ!)




陰毛をやんわりと撫でながら口淫を続ける。




ピチャ……




「あっ……」

「ククッ……」




政宗は鈴口を舌先でつついた。





ピチャ……




先走りと唾液で水音が響く。




丁寧に竿を舐めながら佐助の表情を見て楽しんでいた。




「ハッ……あっ……」






陰嚢が縮み、射精感が高まる。



「ん……は……」



政宗は硬度が増しているのが分かったので、手で扱きつつ裏筋や亀頭を一心に攻めた。





その姿を盗み見るように少しだけ視線を下ろした。







伏せ目がちに長い睫毛を震わせながら、口をすぼめて自分の一物を咥える淫猥な姿があった。



「アッ………だめ!俺様もう無理!」




佐助は我慢が利かなくなり政宗を押し退けようとしたが、政宗は少しも引かずに手の動きを速めた。





「ほんとっ!ダメ!あっ、アァッ!」

「んっ………」





佐助は絶頂を迎え、政宗の口にぶちまけてしまった。





「アッ……ハッ……ごめ……ごめんね」




あまりの快感と申し訳なさから目の回りを朱に染めて潤んだ瞳の佐助に飛び込んだ情景は………





ゴクン─────





口から零れた唾液なのか精液なのかを手の甲で拭いながら喉を上下させた政宗だった。





「ひゃあぁぁぁ!飲ませちゃったー!!」




佐助は両手で顔を覆った。



「ごめんね、旦那ぁ!」

「顔見せろ………」




真っ赤になって泣きそうな佐助は恐る恐る手を退けた。





「余裕のねぇお前はCuteだぜ……」





そこにはいつもの妖艶な笑みを浮かべる政宗があった。




「もぉ………俺様いつも余裕なんてないよ!」





佐助は恥ずかしさも手伝ってか、政宗を押し倒し体勢を逆転させて着物の合わせ目を開き、白い肌に口付けた。





(こんなに……こんなに心乱されてるのに!)





焚き付けられた欲をぶつけるように政宗を愛撫した。




「あっ……そんながっつくなよ……」

「無理……俺様止まらないよ!」

「ククッ………」





息を荒げながら乳首に吸い付く佐助の頭を撫でてやった。



佐助はそのまま胸から腹へと唇を這わせ、下腹部に触れた。




「俺も……していい?」

「善くしろよ?」

「もちろん!」




佐助は長い指でそっと竿を包み、先端を口に含んだ。



「あ………」

「旦那……俺様の咥えてて興奮した?」

「Ha〜?」

「俺様……やばい……かも」

「アッ!」




佐助は頭を上下させながら、また勃ち上がった自身を握った。




(凄い興奮する……こんな風に旦那は俺を見て……)



「顔……よく見せて……」

「ば……か野郎……!」




(凄い……いやらしい!)




記憶の欲情と快感を思い出しながら自身を扱き、政宗をしゃぶった。





「お前……自慰なんてしてんじゃねぇ……!」

「だって……我慢出来ないもん!」

「馬鹿野郎………今日は……無茶しても……いいぜ」

「────ッ」






照れ臭いのか強気な態度を取ったつもりだろうが、上気した顔は艶かしかった。






もう佐助は止まらない………












「アッ!や……あぁー!」







政宗の抑えきれない喘ぎ声が響いた…………















─────

「猿飛…………ブッ殺す………」

「片倉様!鼻血鼻血!!」




部屋からは離れていたが、聞き耳を立てた小十郎は無念で仕方なかった……








08.06.09up
×××××××××××××××

オチをつけちゃいました(笑)

69の日にちなんで……のはずですが、同時よりも交互のおしゃぶりにしました。


プライドが高いであろう武将達に○ェラは酷かと思い控えてましたが、これにて解禁でーす。

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あきゅろす。
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