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2代目拍手お礼@(ヒョウナタ)





ヒョウタ×ナタネ








すきよ。
あなたがとても すき。







拙く拙く紡ぐ言葉はこころの中からこぼれ落ちてしまいそうになるから。

どうしよう

また、伝えたく なるの。













すきよ。




まだ幼さが残るあどけない笑顔でいつものようにすきよと言う君が、僕の目にきらきらと映る。

手を伸ばして頬に触れればくすぐったそうに身をよじり、はにかんだ顔でまたふふふと笑うから、つられて僕も笑顔になる。





すきよ。
すきだよ。





どちらからともなく口にするその言葉は温かくて、なんだか照れ臭いような不思議な気分になる。





しあわせの温度はてのひらと同じ温度なのよ。





いつか君がそう言って微笑っていたのを思い出す。

ねぇ、ちがうよ たぶん
しあわせの温度は さ、







「ナタネ」




なに?

首を傾げて微笑む君のてのひらをそっと握る。



この温度だよ きっと。






「すきだよ」





私もよ、と答えようとしたのだろう 口を開きかけた彼女の言葉を聞かないふりでそっと唇を寄せる。

驚いて僕を見る君の顔がみるみる紅く染まっていって、それがなんだか妙に嬉しくて、こぼれた笑顔はきっと君の笑顔も連れてくる。



もう、と 照れ隠しだろうか、頬をふくらませる君のてのひらが ほんの少し強く僕のてのひらを握りかえした。






きっと、

これが僕の幸せの温度。


END




初ヒョウナタでした!
甘いです
めちゃくちゃ甘いです(笑)

こんなんが大好きなんです。

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