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地平が織り成す夢物語
You & I(冬天秤)
 
 
気付いたんだ 目を開ければ
 
君が傍にいること
 
 
 
「……ねぇ、イヴェール」
 
「どうしたの?」
 
 
 
名前を呼べば いとも簡単に
 
愛しい返事を君はくれる
 
微笑んだ 微風(そよかぜ)のように
 
柔らかな優しさが其処にある
 
 
 
「…イヴェールとこうして一緒にいられる時間、後どれくらいだろうって…考えたら少しだけ、不安になった」
 
 
 
当たり前の日常で 当たり前の幸せを
 
感じてる 時が続けばいいと
 
 
 
「…名前は心配性なのかな?」
 
「……だって、イヴェールと一緒にいる時間はすごく、あったかくて、優しくて…もう放したくない」
 
「そんな事心配しなくても、いいのに」
 
 
 
祈る気持ち その左の胸
 
包むように温もりが触れ合った
 
 
 
「……僕の心はもう全部、君のもの。こうして抱きしめる君の温度も全部愛しいよ。…もう、離れられないくらいに、ね」
 
 
 
伝わる鼓動 全てすべてが
 
愛しさを膨らませていく
 
 
 
「……イヴェー、ル」
 
「…だから…君も離れちゃ駄目だよ。…ずっと僕を見ていて。僕だけを愛して。」
 
 
 
微笑んだ唇に 口づけて
 
飽きる程に君の名を 呼んでは抱きしめた
 
その頬に伝う 涙の理由は───
 
 
 
僕しか知らない。
 
 
 
 
 
 
You & I ...
 
(111211)
 
 
◇◆◇◆◇
 
たまには詩とのコラボレーションみたいなのもいいかなって。



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