小説
仲間(ルカ)
今年も、ネット界に桜の季節がやって来ました。
花見の日に私はみんなよりも早く待ち合わせ場所へと向かい、いち早く桜を見ることができたのです。
薄い桃が入ったその花びらが広がる中に、私の髪がふわりと舞いました。
私の髪の方が色は濃いですが、何故だか桜の花びらの中に溶け込んだみたいで、何だか嬉しい気持ちになりました。
まるで、桜が私を仲間だと思ってくれているみたいで。
例え、ボカロではなくとも、こうやって心を通わせることができるのです。そう、マスターの時と同じように。
暖かな風が桜の心の中のようで、私の心の中までも暖かくしてくれるようでした。
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