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小説
良いとこいっぱい。(ルカ誕フリー)

「マグロって、ルカちゃんみたいだよね。」
ミクさんはネギトロ軍艦を口にほおり込む前に私にそう言いました。
今日は私の誕生日なので、マグロ尽くしのお寿司を頼んで、皆で頂いている時に、ミクさんは唐突にそう言ったのです。
彼女が咀嚼し終えるのを見計らい、私はその言葉の意味を尋ねました。
すると、ミクさんは容器の中にあるマグロのお寿司を次々と指差しました。
「マグロって、一つの魚から色々な部分を食べる事が出来るの。どこをとっても良いとこ尽くしなんだよ。」

ルカちゃんも、歌や性格、どこをとっても良いとこ尽くしだからね。

にっこりと笑ったミクさんは、大トロをとって口に入れると、「これも美味しい!」と簡単の声を上げたのです。

それを見て、私も同じように、大トロを口に入れて「とても美味しいですね。」と彼女に話しました。

皆の「美味しい」を聞きながら、今彼らはどんな部分を食べているのでしょうと気になった時でした。








―――
ルカ様、お誕生日おめでとう!
2月上旬までフリーです。


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