小説
隣にいさせて(レンミク)
今日は雛祭りパーティーがあった。
リンやミク姉達女子が主体となって、僕ら男子と一緒に飲み食いし、遊んだ。
その中で、ミク姉は自分が作った雛祭りカードを皆に配っていた。
其処には、ちりめん紙で作った御内裏様とお雛様が。
丁寧で、可愛らしいけど…。
何故か、僕の心にモヤモヤしたものがあった。
ベッドの上で、そのカードと暫く睨み合っていると、お雛様が徐々にミク姉に見えて来る。
そして気付いたモヤモヤの原因。
それは隣のお内裏様。
お雛様はミク姉に見えるのに、隣にいるお内裏様は誰だか特定出来ない。
ただ分かるのは、それが僕では無い事だ。
ミク姉の隣に他の男がいる。
それだけでこんなにも物悲しい。
ああ、いつになれば、
僕はこのカードを何気無い気持ちで見ていられるのだろう。
その時には、ミク姉の隣には僕がいるのだろうか?
久しぶりのレンミクです。
スライディング雛祭り。
しかも暗い。
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