前世編
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朝ーーー。
「なんで僕を起こしてくれなかったんだ!」
『ご、ごめんなさいコロナ。あまりにも気持ちよさそうに寝ていたものだから…』
「でも、テティスが来たときぐらい教えてよ!あいつ僕の写真とってからかうんだよ!それにお茶の時に話し相手になるのは僕なのに…」
『かわいいものだからついつい許しちゃって…。ごめん?』
「ゴメンで済むならセーラー戦士はいらないっ!!」
『ヴッ…。』
「おや、誰かと思ったらソレイユとコロナじゃないか。」
廊下をコロナに怒られながら歩いていると懐かしい声が聞こえた。
「久しぶりね。元気にしてたかしら?」
「しばらく見ないうちに成長しましたね。」
後ろを見るとキングとクイーンに報告をし終えたのかウラヌス、ネプチューン、プルートがいた。
『あ、ウラヌス、ネプチューン、プルート!!会いたかった!!』
「あ、おい走ったらまた転ぶぞ!」
うれしくて三人の方へかけて行った。
「ふふふ。コロナは相変わらずソレイユに手を焼いているのね。」
「ソレイユ、廊下は走ってはいけませんよ。」
『はぁ〜い。』
「まぁ、いいじゃないか。2、3年ほど会えなかったんだしな。」
『ウラヌス〜大好き!』
「あらあら、ウラヌスはソレイユに甘いのね。なんだか妬いちゃうわ。」
そう言いながらネプチューンは私の頭を撫でてくれた。
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