ソフィアのお話
最初のアリスは好奇心旺盛
そうしてできた世界に最初のアリスが穴から落ちて来た。
穴の中がどうなってるのか覗いたら落ちてしまったと言っていた。
沢山の物に興味を持って何事にも恐れずいろんなところへ行き、みんなにあって仲良くしてた。
「ねぇ、アリス!今日はどこ行くの?」
『今日はハンプティダンプティとおはなし。』
「ねぇねえ、アリス!明日はどこ行くの?」
『明日はお茶会。』
「ねぇねぇねぇ、アリス!明後日はどこ行くの?」
『明後日は女王さまとチェスをするの。』
「ねぇねぇねぇねぇ、アリス!明々後日はどこ行くの?」
『明々後日はどうしようかな?イバラの森に行ってみる!』
「「「「え!???」」」」
「だめだ。」
「だめだよ。」
「ダメだめだ。」
「危険だ、危険。」
みんな口々に言った。
『どうして?気になるじゃない。』
「危険だわ。」
「危険だよ。」
「危険、危険だ。」
「アブナイ、危ない。」
そう。
ドードー鳥もチェスの駒もネズミも小人も
フラミンゴもはりねずみもチェシャ猫もパンジー達も双子も女王さまも王様も僕もみんな、みんなアリスを止めた。
けど。
やっぱりアリスは気になってしまって
好奇心でイバラの森へ
行ってしまった。
最初のアリスは毒バラの棘が刺さって
死んだ。
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