[携帯モード] [URL送信]

ソフィアのお話
最初のアリスは好奇心旺盛


そうしてできた世界に最初のアリスが穴から落ちて来た。
穴の中がどうなってるのか覗いたら落ちてしまったと言っていた。
沢山の物に興味を持って何事にも恐れずいろんなところへ行き、みんなにあって仲良くしてた。

「ねぇ、アリス!今日はどこ行くの?」

『今日はハンプティダンプティとおはなし。』

「ねぇねえ、アリス!明日はどこ行くの?」

『明日はお茶会。』

「ねぇねぇねぇ、アリス!明後日はどこ行くの?」

『明後日は女王さまとチェスをするの。』

「ねぇねぇねぇねぇ、アリス!明々後日はどこ行くの?」

『明々後日はどうしようかな?イバラの森に行ってみる!』

「「「「え!???」」」」

「だめだ。」

「だめだよ。」

「ダメだめだ。」

「危険だ、危険。」

みんな口々に言った。

『どうして?気になるじゃない。』

「危険だわ。」

「危険だよ。」

「危険、危険だ。」

「アブナイ、危ない。」


そう。

ドードー鳥もチェスの駒もネズミも小人も
フラミンゴもはりねずみもチェシャ猫もパンジー達も双子も女王さまも王様も僕もみんな、みんなアリスを止めた。

けど。
やっぱりアリスは気になってしまって

好奇心でイバラの森へ

行ってしまった。


最初のアリスは毒バラの棘が刺さって
死んだ。




[*前へ]

3/3ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!