桜咲く夜
1.
まぶしい…。
目の前が光でいっぱいになっていてうまく目を開けることが出来ない…。
「な、なんだあれは?」
「何かが光っているぞ!」
「そんな…!また物の怪か!?」
周りから声が聞こえる戸惑ったような驚いているよな様々だった。でも物の怪って??
昔の人じゃあるまいし、ここは神社で
お母さんと私しかいなかったはずなのに…。
シュウウウゥ…
やがて光が消えて目を開けると、目の前は
神社なんかじゃなかった。
大きな森、たくさんの昔の服をきた時代劇みたいな人達、大きな百足みたいな物…
唯一見覚えがあるのは隣町の中学校の
セーラー服を着た少女。
「えっ?女の子??」
セーラー服の子が私を見て驚いている。
私だってびっくり。
「弓と矢を持っておるぞ。」
「みっ、巫女様か?」
「化け狐じゃないか?」
『え??』
あたりをよく見回すと自分が中心となって
いるように私は弓とかの武器をもった大勢の人と木に貼り付けになった犬耳少年と
セーラー服少女、百足の化け物に囲まれていた。
『ここは…どこ?』
「お主!早くそこを離れろ!!」
いきなり巫女服を着た老婆に叫ばれ言われた通りその場を離れるとさっきいた場所の地面が百足によってめり込んでいた。
『ひっ…!!』
「早く来ぬか!」
先程の老婆に言われ老婆の元へ駆け寄った。
「おまえだな…四魂の玉をよこせ!!」
「キャアッ!!」
ザシュッ
女の子が化け物に宙へ投げられ脇腹を攻撃された。
『あっ!!…え?ビー玉??』
女の子の体内から出てきたのは光るビー玉のようなもので自分がおばあちゃんから貰った物にそっくりだった。
シャラ…
『私が持っているのと似てる…』
「お主何故それを!?」
『知らないわ。おばあちゃんからもらったものだから。』
いったい何がどうしてこうなったの?
おばあちゃんは何か知っていたの??
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