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トリップしてトラブルGIRL!!
…変な女でィ。



山崎が代わりに巡回行った(押し付けた)のですることがなくただ屯所を彷徨いていると近藤さんの言ってた物置部屋からちょこちょこ段ボール箱を畳んだものやらを縁側に出す手が見えた。


『どうやって動かそうか…。』


どうやら最後の荷物らしくなんか大きいやら持ちづらいだかブツブツ呟いていた。


…変な女でィ。格好も着物じゃねェ。


にしても、あの荷物はどう考えても女が持てるもんじゃねーだろ。



『よいしょっと…。』


え?

なんで平気であんな荷物持てんでィ…。本がぎっしり入ってるのに軽々と持ってやがる…

あり?


けど、絶対あの女
ジャスタウェイが落ちてんの気づいてない。
あの調子だと…


ガコッ


『え?』


ベシッ、ドサッーー


『 いだっ、グッ…』


やっぱり、ジャスタウェイにつまづいて転んだ。



ヤベェ…

しかも持っていたダンボールの下敷きになってるし…傑作でさァ


「プッ、クククッ」

『ん??』

後ろを振り返る顔はみるみる赤くなっていった。


『な、何か?』


その体制で…『な、なにか?』って…

…腹いてェ


「クククッ、ダッセェ〜」


『 …………。』


あ、怒った。

でもその状態で睨まれても説得力が全くない。


『…いつから見てたんですか。』


「最初から見てたぜィ」

そう言うと女は何も言わずに今度はジタバタし始めた。

…何やってんでィ

顔もだんだん真っ青になってきていたから流石にダンボールを避けた。何時もならほって置くけど多分俺の気まぐれだ。
にしてもコイツよくこんなもん持てんな。


『あ…ありがとうございます。』

「このまま苦しんでるところを見ても良かったけどねィ。」

『んなっ!ドSめ!!』

「あんたここの女中だろィ?だったら雌豚を毎日調教できまさァ…。」

『めっ雌豚!?私そんな名前じゃないです!』

「じゃ名前教えろィ」

『……大城戸小夜乃です。貴方は?』

「沖田総悟。ってわけで早速飲み物買ってきなせェ」

『はぁ!?なんでいきなり!それに女中はパシリじゃありません!』

「さっき助けてやったろィ。とっとと買ってきな。」

『ぐっ…。』


そんな訳であいつは近くの自動販売機までジュースを買いに財布を片手に廊下を小走りして行った。


「フッ…みーっけ……。」


新しいおもちゃ。




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あきゅろす。
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