トリップしてトラブルGIRL!!
トシと同じ事言ってるぞ。
スッーーー
「失礼しまさァ。」
局長室に行くと案の定刀の手入れをしている近藤さんがいた。
「おう。…ん?総悟か。ちょうどよかった。おまえに話しておきたいことがあるんだ。
まぁまず座ってくれ。」
「…なんでさァ?」
こういう時っていつもいい事ことがない気がするし嫌な予感しかしねェ。
「実は訳があって無一文になってた女の子がいてね、屯所で(うち)で住込みの女中として雇うことにしたんだ。」
「は?」
確かにこの前1人辞めたやつがいたけどまたくるのか?
「いやぁ、なんかね。家で寝ていたはずなのに目が覚めたら屯所の空き部屋にいたらしくてね。」
「正気ですかィ、近藤さん。そんな訳も分からない様な女を信じろってんですかィ?
流石に怪しすぎやしやせんかィ?」
「あっ、今お前トシと同じ事言ってたぞ。」
「チッ…。」
最悪でさァ。なんでよりによってマヨ100%脳野郎と同じなんて本当に最悪でさァ。
「まぁ、トシからしばらく様子を見たらどうだと提案があったから。とりあえずは一緒に過ごす仲間いや、家族だからな。くれぐれも……パタンッ ってあれ?総悟??お父さんそんな話を最後まで聞かない子に育てた覚えはありませんンンンンン!!!」
襖の奥から声が聞こえたが気にしないでおきまさァ。まぁ、このあとは土方に見つからないように仕事でもサボるとしますかィ。
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